「そこに!いる!(いないっ!)」透明人間 あしたさんの映画レビュー(感想・評価)
そこに!いる!(いないっ!)
カメラがパンする、あるいは固定する。
役者の視線が動く、もしくは観客の視線が動く。
音がする、確かに音がする!
こういった何気ない演出で我々をドキドキさせる。
ん!これ!面白いぞ!
タイトルで答えを知っている我々観客は、そこにいる(かもしれない)ことを知っている。
その共犯関係が作り手と観客に出来上がっていたら、もうホラーとしておもしろさは保証されたようなものだ。
バッドエンドで終えることもできたストーリーをきちんとエンタメにするのもありがたい。
コロナ後久々の新作を映画館で観る体験だった。
映画館はまだ空席だらけだけど、大好きな日常がこういう上質娯楽ホラーで実感できたのは嬉しい。
さぁまた新作観たいよ。
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