「顰蹙を買いたいだけの三木ワールド」大怪獣のあとしまつ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
顰蹙を買いたいだけの三木ワールド
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またもアマゾンのサブスクに早くも登場、ゴジラファンだから怪獣ものというだけで評判が悪くてもつい観てしまう、しかもお下劣な下ネタ好きの三木ワールドだからまたやらかしたんだろうと身構えながらの鑑賞。
ところが庵野監督のシンゴジラに触発されたのか、政府のドタバタぶりをより誇張してなぞっているだけ、肝心の怪獣の死体が出てくるまでに22分、まあ形態はゴジラ系だろうがキノコ怪獣、背びれもマツタケの様。陰茎とキノコを掛けたギャグは小学生レベル。
水洗トイレ同様、汚物は海に流すという発想はオーソドックス、と思ったら案の定ウルトラマン頼み、謎の光がどうとか伏線を張っているが怪獣ファンならとっくにお見通し。
ウンコだゲロだの相変わらず顰蹙を売り物にして、なかなか処分できずにうろたえているだけで2時間近い長尺は勘弁してほしい。
稚拙なリアクション芸と無駄なセリフ回しの演出は三木ワールドの真骨頂、昼メロのような不倫まで混ぜ込んで収拾不能、なんと続編の構想はカメ怪獣の分別処理というから、懲りない人ですね・・。要は作家性もろだしですから好みは人それぞれなのでしょう。
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