わたしのお母さん

劇場公開日:

わたしのお母さん

解説・あらすじ

井上真央が主演を務め、互いの気持ちのすれ違いに葛藤する娘と母の複雑な感情をつづった人間ドラマ。

3人姉弟の長女で現在は夫と2人で暮らしている夕子は、母の寛子と一時的に同居することに。寛子は明るく社交的な性格だったが、夕子はそんな母にずっと苦手意識を抱えていた。不安の中で同居生活を始めた夕子は、昔と変わらない母の言動にストレスを募らせていく。そしてある日、母娘の関係を揺るがす出来事が起こる。

悪気なく娘を追い込んでしまう母・寛子を「サッド ヴァケイション」の石田えり、夕子の姉・晶子を「孤狼の血」の阿部純子、弟・勝を「リング・ワンダリング」の笠松将が演じる。監督・脚本は、長編デビュー作「人の望みの喜びよ」が第64回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門でスペシャルメンションを受賞した杉田真一。

2022年製作/106分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2022年11月11日

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(C)2022「わたしのお母さん」製作委員会

映画レビュー

3.0よく泣く人だったかぁ、わざぁーとらしく…

2025年6月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

きっと誰もが持つ(と思ってしまうのは自分だけ?)厭な部分を突かれた氣分…。
人間だから、好みというか合う合わないは出てくる、それが兄弟姉妹であっても、親子であっても。
家族だからこそ見えてくるモノ染み付いたモノが在ると思う。
嫌いでも血縁は替える事が出来ない、ってしみじみと感じた。

雰囲気を創る為なのかもしれないが、こんなに間必要?ってくらいボーッとする時間多く感じた。
確かにリアルでもそうしてたい時間が有るのはうなずけるが……、劇中で多様はちょっと飽きるかも……。

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奇妙鳥

1.5オフビートな母の死。 オフビートな葬式。

2024年5月5日
スマートフォンから投稿
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マサシ

3.0井上真央の陰の演技が光る

2023年8月3日
iPhoneアプリから投稿

2022年劇場鑑賞97本目 良作 63点

人間の気質的に馬が合わない母への感情を光を失ったような眼差しで演じる井上真央を堪能する作品

まず、音楽が素晴らしい。当方2022年劇場鑑賞103本で一番音楽が響いた

私が一人っ子だったので兄弟や姉妹の仲の心情や親がそれぞれにあたる熱量の違いなどを体験したことがないので想像に過ぎませんが、よく言われる長女に対する親からの愛が足りなかったのを井上真央自身も母も感じ、それ故弟や妹に対しては愛が注がれていて、より母との遺恨が続き、その二人と母の中に対してもコンプレックを抱き、けど自身が大きくなり大人になってもどこか愛をいまだに求めてるんだろうなあと思います。

口数が少ないものもすごくこの役を表現する上で説得力が増すポイントで、同性間の親に対する接し方もそうだし、母の気質とそれに対するこちらの感じ方が今までもこれからも変わらないので、嫌いというかある種悟りを開いてるので最小限に接しようとしない、感情を表現しようとしないのがみて取れる

愛を受けたい必要とされたいという気持ちは嫌でもどこかあって、どこか期待しているのも感じる

必ず配信されたら真っ先に観たい、今作が良いと捉える方と話をしてみたい

是非

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サスペンス西島

1.0令和の小津安二郎映画かな

2023年6月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

杉田真一監督作品脚本作品初鑑賞
脚本は他に『ビブリア古書堂の事件手帖』『みをつくし料理帖』の松井香奈

早いうちに夫を病気で亡くし女手一つでまだ幼かった子供3人を育てた母
3人はやがて大人になり長女と長男は結婚していた
子育てを終え一軒家で息子夫婦と孫娘と暮らしていた母は放置していた天麩羅油が原因でボヤを起こしてしまう
勝はおそらく仕事で勝の妻は延滞のDVDを返しにレンタルビデオ店に外出中の出来事だった
まだ赤ん坊の孫娘と母は無事だったが4人家族はホテルで暫く暮らすことに
なんやかんやで母は長女夫婦と同居を始める

映画comの平均的なレビュアーなら「つまらなかった」「眠ってしまった」「1800円払う価値は無かった」「時間の無駄だった」などとTwitterやLINEのように短めに書いて終わりの作品だろう
観なきゃいいのに毎度毎度飽きもせずビビさんが酷評する典型的な邦画といえる

確かに眠くなる
つまらない
俳優は悪くない
脚本を兼ねた監督が全て悪い
映画館で観たらまた違ったかもしれないが

テンポが悪い
序盤のボヤと終盤の母の死まで特に何もない
映画は娯楽だ
娯楽に必要なものが何もない
大学生が撮影した自主映画ならともかく商業映画でこれはない
東京テアトルどうした
観た僕がレベルが低いだけか
東京の高尚な人たちはこれを観て素晴らしい映画だと高く評価できるのか

10代の時に観た小津安二郎映画を思い出した
それ以来観ていないが原節子と笠智衆と杉村春子が出ていた映画だ
たぶん東京物語かもしれない
杉田監督からすればそれだけ聞けば昭和の巨匠と同格かのように扱われ褒め言葉に聞こえこそばゆく感じるかもしれないが決して褒めてはいない

それにしても母の死は唐突だった
おそらく長男夫婦の元に戻った矢先だったのだろう
母の死を冒頭に持ってきて母との思い出話を淡々と進めていけばますます凡作になっていたかもしれない

弟には娘がいるが姉には子供がいない
夫婦仲は悪いわけではなく(悪くてもできるけど)子供ができない体質なのかあえて子供をつくらないのか
おそらく母親の立場になることに一抹の抵抗感があるのかもしれない

仙台では当時フォーラム系の映画館で上映されていたと思うがスタンプ会員で1500円だけど少なくともこの内容だと・・・

ただ言えるのは親子の関係は一生変わらないんだろうな
それが煩わしくなり子は疎遠になるんだろう
第一子じゃなくても長男が面倒を見ることになるのが必然で長男の嫁(敢えて「嫁」と使わせて頂く)って相当の覚悟が必要だなと

観る側がどのように生きてきたかで感想がだいぶ変わってくるかもしれない
だとすれば僕はあまりにも空虚な人生を送ってきたんだなと思う節もある

それにしても芸名がぎぃ子ってなに?
たぶん子供の頃からのあだ名を芸名にしたのだろう
30過ぎで芸名がぎぃ子って・・・
名前を連呼するだけで日曜大工みたいで笑っちゃう
ケロタンと兄弟分のガーコと関連性はあるのかな
「ー」でもなく「イ」でもなく「ィ」になにかしら彼女の拘りを感じる

配役
長女の夕子に井上真央
夕子の母の寛子に石田えり
夕子の妹の晶子に阿部純子
夕子の弟の勝に笠松将
勝の妻にぎぃ子
夕子の夫に橋本一郎
夕子が働くスーパーの店長に宇野祥平
母と娘2人が訪れた和菓子店の従業員に大島蓉子

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野川新栄