劇場公開日 2021年7月9日

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「百歩譲って、若さ故の過ちは許せるとしても暴力で支配する武勇伝とか大っ嫌いなのね。」東京リベンジャーズ 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0百歩譲って、若さ故の過ちは許せるとしても暴力で支配する武勇伝とか大っ嫌いなのね。

2022年8月15日
PCから投稿

単純

このジャンルの創作物って、大変苦手なの。ってか、歯に衣着せずに言うと、めっちゃ大っ嫌いなの。
所謂ヤンキー物全般が。
友情だの仲間同士の絆だの綺麗ごとの御託並べても、言うたらアレですやん。
所詮は暴力ヒエラルキーのお話なんでしょ?
弱気を挫き強気に阿るのが究極のアンサーなんでしょ?
喧嘩強い俺様カッケーなんでしょ?
ガキの喧嘩如きで殺すとか、殺さないだとか、お手軽に言ってんじゃねーよ!
キレたら何をするかわからないとか、そんなの『ラストブラッド』のランボーさんにタイマン張ってからにしてよ。(笑)
群れなきゃ何もできない小童どもが!
ヒエラルキーの元で群れてるヤツらって大っ嫌いなの。
そんな世界観の中で芽生えるクソみたいな友情とか?ちゃんちゃらおかしいですわ!
いわんや、そんな物語を賛美する風潮とか、クソ喰らえですわ!

ごめんなさい、のっけから著しく冷静さを欠いてしまいました。
でもね、この手の自己陶酔型ヤンキー物ってマジ卍会で大っ嫌いなの。
いくらフィクションとわかりきっていても、看過できないの。
この手の連中に幾度か苦渋を味わされた経験があるので。(私怨かよ!・笑)

映画で描かれる暴力には何通りもあって。
本作は先に挙げた『ランボー』のような報復劇でもあるまいし。
暴力が支配する世界ったって『マッドマックス』のような、世紀末でもあるまいし。
毒をもって毒を制すの『孤狼の血』みたいな反逆の一匹狼でもあるまいし。
この映画のような、自己陶酔型の暴力にはこれっぽちも感情移入ができないの。
原作を知らないから、キャスティングについては言及しません。(キッパリ!)

そんなひねくれた私怨と先入観で観た映画なので、⭐は2だよ!
じゃぁ、何で観たのかっていうと、割と直近の映画だし、ちょっとヒマだったから。
これ以上はオマケできない!譲らない!
ヘタレにだって譲れないものがあるんだよ!

とか思いながらエンドクレジットを見ていると、監督さんは前回にそこそこの酷評をした『妖怪人間ベラ』と同じ英勉さんだったのね。
英監督にはこれっぽちも私怨はないの。

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野球十兵衛、