まともじゃないのは君も一緒のレビュー・感想・評価
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それは....どういう感情?
快い作品。予備校のテーブルを挟んで、地下の駐車場で、森の中で。ふたりの会話劇だけでここまで魅せるのはさすがの一言です。後半のラブホテルのくだりはちょっと蛇足だったかな?と感じましたが。まぁあれが無いと物語が成立しないんでしょうけど。
とにかく主演のふたりの佇まいが素敵。成田凌は顔は可愛いしスタイル抜群だし。なのに嫌味がないというか自然と応援したくなるというか?これはどういう感情なのかな?とオッサンの私は思います。
途中、なんとなくメグ・ライアンとマシュー・ブロデリック(だったはず)の「恋におぼれて」を思い出しました(全然違うんですが)
小泉孝太郎の薄っぺらい感じも良し。
あと「普通じゃないのは君も一緒」ではなく「まともじゃないのは君も一緒」というタイトルが秀逸すぎる。
劇場の大スクリーンで見たかったな。
面白かった!
とても面白かったです。
そして後半、大野が
「普通なんてどうでもいい!」
「僕は君を傷つけたコイツが許せない!」
となったところ、めちゃカッコよかったです。
美奈子さんは、あのまま宮本さんとのお付き合いを続けるのかなあ。
普通とはなに…?
考えさせられもする作品でした。
俳優さんについて…
成田凌はいろんな作品で見てますが、スタイル良くてカッコいいし、本当に演技が上手いですね。
清原果耶も、今回の役にピッタリでした!
主演二人演技上手
日曜の昼下がりに頭からっぽでみるのに最適なラブコメ。
初めの予備校内でのかけあいが、密度は濃いものの若干すべり気味でどうなるかと思ったが、共通の計画ができてからは楽しくみれる。かませ犬だと思われた高校生カップルも良い味を出しており、映画に相当貢献している。ラストの告白も「この二人ならそうなるか」という緩い気持ちで終わってくれる。
まともじゃないというまとも
勉強ばかりで人とのコミュニケーションをまともにとれない青年。
自分の憧れ存在にどうしても近づきたいと願う少女とのコメディが織りなすストーリーでした。
誰がまともでどこからまともでちゃんとしていると言えるのか?
誰もが自分は、普通だととかあいつは、変な奴だとか言ってるけど、本質は、みんな変。
変だけど、変じゃないように一生懸命にまともを装う。
だから、自分の事を苦しめて生きづらくしているだろうと感じた。
この物語に出てくる少女も自分がまともだと思っていても、実際には、他に人とズレてる?
って事に気づいて、もうそれでもいいや。
自分の本当の気持ちに気づいた。
何でもかんでもちゃんとしなくてもいい。
それは、その時にもっと大事な自分の気持ちを抑える事になるから。
もっと気楽に生きていけばいいよ!
というメッセージを感じました。
もういいよ普通は
作中何回普通と言った?
人生1度目で子供から大人になろうとして、普通を探している香澄と、
そもそも大人になってからも1度も普通にはまれたことがない予備校講師の大野先生と、
大人の世界で大人の付き合いを普通に繰り広げることができる柳と美奈子。
結局その中に普通はない。
最初、すごい物言いの香澄に驚く。
大人びた考えなのは、感じている劣等感疎外感の現れでもあり、大人に憧れがあるから、身近で大人らしくない大野先生に大人ぶった口をきく。
でも、最も本質を突いているのは、変わり者に見える大野先生だった。
普通という基準は、
属している括りの大多数の価値観に寄ってしまうもので、
世の中には全く違う普通も存在している。
複数の普通がある中で、自分の普通はなんなのかは、自分で見つけなければならない。
柳はどう世を良くしていくかの話をしていたが、
それは変わった後の新しい理想世界の話をするだけでなく、
柳含む社会構成員のひとりひとりが、それぞれの基準で考えた善を今すべきと思う時を逃さず積み重ねていくしかない。
その見本を、所作は変わっているが見せてくれる大野先生。
大人としてどうあるべきかを模索している香澄が、よく見てみて、柳より大野先生を好むのは必然だ。
コミュニケーションが苦手だったり、何を考えているのかよくわからないオタク風味の役が成田凌には続いているが、スーツを着るとよく似合う。東出とポジションが若干かぶっていた気がするが、東出自滅のこの数年で、何か不動の役が見つかっているといいな。
清原伽耶がせっかくの朝ドラとかぶせてこのような役をこなしている驚き。
広瀬すずが親のいない生い立ちの役ばかりなのに対して、清原伽耶は大人になろうとする役ばかり。
そんなに当たり役かなぁ?と個人的には思うが、続くなぁ。
2人のやりとりがとても可愛い
映画と言うより日常を切り取られた
どこかにいそうな予備校講師とその生徒のお話。
予備校の先生大野さんと生徒の秋本さん
「普通とは?」から始まる2人の物語が観ていて、とても微笑ましい。
ズバズバと考えを言える秋本さんが好きな人とその相手を別れさせたい
大野先生は自分の普通ではなく、気になるところを変えていきたいと言うところで組むんだけど
その作戦や行動の進み方が不器用で失敗ばかり
失敗ばかりの帰り道、ふと秋本さんが先生を好きになっていく瞬間が映像に出ていてとてもステキ。
そこからの展開がまたさらにおもしろく
初恋の人はクズだし、先生は美奈子さんといい感じになってきて、大野さんにとって巡り会えたかもと思いきや、それに苦しむ秋本さんがいて四角関係になっていくも秋本さんは至って冷静で結果関係は変わらないまま
変わったのが、素直に秋本さんが大野さんに告白をしたところ。
【普通】かどうかは別としてしっかりと気持ちを伝えることは大切だなと改めて思った。
そして可愛い2人の恋愛が動き出したところで【おわり】
ほんと適切な言葉が見つからないけど、観てて嫌な気持ちにならないし、ふわっと心が軽くなる映画だった。
評価が高いようですが、そこがまったく理解できない!
数学マニアで常識不足の大野先生(成田凌)が、このまま恋愛経験なしでいると
一生結婚出来ないままで老いてしまう・・・と危機感を持った。
その気持ちは多少分かる気がするけど、
そこで予備校で大野先生の生徒の香住(清原伽耶)に恋愛アドバイスを受けることになる。
けど、知ったかぶりなだけで恋愛経験のない香住との、コメディータッチなアレコレ。
気の利いた会話のやりとりが予想外に盛り上がっていく。
2021年。監督:前田弘二。脚本:高田亮。
成田凌と清原伽耶。旬の実力派スターのW主演。
香住の悪知恵とアイデアと実行力は、これは非合法スレスレで、かなりまともでない。
大野先生は変人でカタがつくが、香住のやり方は、ストーカーor興信所or探偵?
香住が大野を利用するのは、実は憧れの幼児教育者で玩具会社経営の宮本(小泉孝太郎)に近づくためだった。
宮本が美奈子と結婚を決意したのを知り、結婚を阻止するために大野先生を利用する。
ところが、美奈子といい感じの雰囲気になる大野に、予想外の嫉妬を感じて取り乱してしまう。
(この辺は女子高生らしい)
香住にはいつの間にか大野先生が一番気になる存在になっていた。
大企業の社長とか、社長令嬢に簡単に近づけるのは、現実にはあり得ないと思う。
宮本に「ここしか、ゆっくり話す場所がない」とか言われてラブホについて行く香住も、
大バカ者で、してはイケナイこと・・・
しかしこのエピソードがこの映画ではとても重要な要素なので、
ここを省くとこの映画は成立しない。
だから、まぁ仕方ないかもね!
全体にテンポのいい会話、成田と清原の勢いで、説得されて観てしまうけれど、
香住の押しの強さ・・・こんな子が側にいたら願い下げですねー。
多分まともじゃないのは、香住ちゃん、きみのほうだよ!!
(大学受験なんか、ぜんぜんおろそかじゃん!!)
恋愛偏差値がいくら高くても、人生は甘くないですぞ!!
まともじゃないけど、まっすぐではある。
2021年が終わり、多くの映画レビュアーさんがそれぞれの「2021年映画ランキング」を発表しています。私は面白い映画を探す際に映画ランキングを参考にすることが多いんですが、本作は複数人のレビュアーさんが名前を挙げていらっしゃったので鑑賞しました。内容についてはざっくりとあらすじを知っている程度です。
鑑賞した結論ですが、とても面白かった!!
主演の二人の演技が良いし、ストーリーも面白かったし、細かな演出も光っていたし、軽妙な掛け合いが楽しい脚本になっていましたね。『花束みたいな恋をした』『ひらいて』『彼女が好きなものは』などなど、2021年は日本の恋愛映画が強い1年でしたね。
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人とのコミュニケーションが苦手で数学一筋で生きてきた予備校講師の大野康臣(成田凌)は、このまま孤独に生きていくことになるかもしれないという不安を抱えていた。ある日、教え子の秋本香住(清原果耶)から「先生は普通じゃない」と指摘を受ける。生まれて初めてそのような指摘をされた大野は、香住に頼み込んで「普通」になるための練習をすることになる。
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私も理系大学出身の人間で、何でもかんでも「定量的に話して欲しい」と思ってしまう大野の考えが理解できてしまいます。そういう「めんどくさい理系男子あるある」が会話の節々に出てくる映画でしたので、理系の男性は必見の映画ですね。絶対に笑っちゃいますよ。
それ以外にも、軽妙な会話のやり取りで笑えるし、主演二人の演技で笑えるし。全体を通してコメディ寄りの演出が結構多かったように感じます。コメディは人によって合う合わないがハッキリ分かれてしまう映画ジャンルだとは思いますが、私は本作のコメディはかなり笑わせてもらいました。
自分の恋愛成就のために結託していた男女がいつの間にか惹かれ合ってしまうというのは、アニメ化もされたライトノベル『とらドラ!』を思い出させます。「ありきたりな展開」と言われてしまいそうですが、やはり王道で楽しめるストーリーではありますね。
役者陣の演技が非常に良かったですね。特に最近注目されている女優の清原果耶さん。会話の中で、コロコロと表情が変化していくところとか、それだけで素晴らしかったですし、コメディシーンでも表情変化がバッチリ活きていて大笑いさせてもらいました。
全編通してしっかり面白いし、ダレるシーンは全くないし、終盤の展開もなんだかスッキリする感じで私好みでした。観たことない方はぜひご覧になってください。オススメです!!
私には良さが分からなかった。
凄い高評価でワクワクして見たけど…
そんな急に別人みたいに喋りが上手くなる?
めちゃ邪魔してうざいやん。
「普通」より「個性」って考え以外は何も分かり合えなかった。
微笑ましいですね
自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。
映画館で観たいなぁと思っていましたが、時間がなく見れなかったので、いまさらですが観ました。
清原さんは清楚な役が多いイメージでしたが、こういう役もできるんだなぁ、とすごい俳優さんだな、と思いました。大野と美奈子の会話を楽しみながら盗み聞きするシーンと、バー(スナック)で荒れているシーンは、自分の中でとても好きなシーンです。
深刻になっちゃいそうなシーンも、割と淡白に流れていく感じは、脚本や配役、俳優さん皆さんの演技がそうさせているんだろうな、と思いましたし、胃もたれせずに見れました。
会話がとても面白く、ところどころクスリとしながら見ることができてとても面白かったです。
人の普通は普通じゃない
とりあえず成田凌さんの演技がうまい。
なんの役にもなれるこの人はすごいなと。
顔がめちゃくちゃかっこいいのに
芋くさい講師の雰囲気めちゃくちゃ出せるのすごい。
映画が包むにつれてしっかり人間味出てくる先生に
なんか感動しました。
そしていい男かよ、ずれてるように見えるけど
いい男かよーー!!です。
人の普通は普通じゃないなと、
普通ってなにって。
最後は主演のハッピーエンドでよかったってなりました。
でもあの女性は本当に幸せなんですかね。
めっちゃ面白い…!
面白かった!!!
会話劇が素晴らしかった。さすがNHKに愛された二人…!って感じ。
あと向かうところ敵無し的カップルに小泉孝太郎と泉里香を配役するところがGJすぎた。有無をいわせない説得力。素晴らしい。
そして小泉孝太郎の胡散臭さとクズ加減がまた。リアルで。好き。
ラブホの一部始終が笑えたわ。「今なんて言った?その前。そのあと。前。あと。」笑う。
泉里香の膝蹴りも最強。好き。
清原果耶ちゃんももうずっとさすがとしか言えないんだけど、「これが私の生きる道」最後の「それではさよなら」の よ と な の発声がすっっっっっごいツボ 。ここめっちゃ気持ちいいです。
大野と秋本のテンポのいい会話が最高でした。
もう少し突っ込んだラストが良かったけど、好みによるってレベル。いやいや素敵な作品でした。
イケメンの数学ばか
先生は何かと香住ちゃんの気持ちを伺ってました。
『ばか』だからズケズケ聞いちゃうんですね、
『気になる人』の気持ちを。
で、ちゃんと理解したいからオウム返しもしちゃう。
香住ちゃんは大人ぶっていても
やっぱり女子高生ね、
どうしても悲劇のヒロイン気取りでいたいみたい。
成田凌くんのまともじゃない役どころは
ホントに毎度お上手(*´ω`*ノノパチパチ!
あーゆー笑い方する人いるけど
なかなか真似出来ないよ。
しかも自分で言って自分でウケるタイプ((*≧艸≦)ププ
清原果耶ちゃんももはや安定の演技力で
小泉孝太郎のゲス男も珍しいけど
ホテルでのすれ違いのやり取り、良かった〜
何度も笑いが込み上げてきて、
思わず大笑いしちゃうほどの傑作でした。
タイミング逃してしまい公開から1ヶ月経っていて、
もう上映館が少なくなってしまったけど
出来たらもう一度映画館で観たい作品です!
たぶん劇場にいた全員が成田凌を好きになった。
成田凌が最高でした。コミュニケーション力が低くて、ダサくて不器用だけど、まっすぐで。彼がしゃべるたびに映画館に温かい笑いが起きていた。
あらすじだけ聞くとラブコメっぽいけど、本質はそこじゃなくて、「普通って何?」ということなのかなと思った。「普通ってなんだ、何かを諦めるために普通って言ってるんじゃないか」という成田凌の叫びがすごく心に突き刺さった。
TALK
台詞の掛け合いが楽しい。
オーソドックスな展開ながらも、キャラクターの妙というか、組み合わせというか…◎膨大な分量の台詞の応酬が心地いい。あんなにリズムがいいと編集大変だろうなぁと思うのだけど、これまた見事な編集で、その台詞の流れを一切止める事もなく実に流麗に流れてくれる。
ざっくりとは恋愛ストーリーなのだけれど、ヒロインの性格やその年齢によって、清々しい結末で主演2人は絶品だった。恋愛を絡めてはいるものの、行われる会話はどこか懐かしい空気を感じさせてくれていて、高校時代の自分達と被るようでもあり、青春映画としても優秀なのである。
中盤くらいにものすっごい長回しがあって、しかもずっと喋りっぱなしで面食らった。このシーンに1日かかったと言われても充分オツリが来るような分量だ。
アレだけ捲し立てられたら疲れそうなものなのだけど、疲れるどころか飽きもしない。どころか、2ショットがあると期待感が膨らんでいく。
ネタ的にも恋愛のみならず「普通」っていうよく分からない基準も投入されていて全年齢層が共有できそうで、とても有意義なメッセージも感じる。
かなり大量な台詞にも関わらず、印象に残る言葉が埋もれる事はなく…役者と演出の相性の良さというのだろうか、素晴らしかった。
久しぶりに映画館で笑ったような気がしてる。
「フフッ」とか「クスッ」はあるのだけれど、声に出して笑ったのはいつ以来だろうか。
何と言うか、役者やシーンではなく、作品全体に楽しませてもらったような感覚があり、とても心地いい時間だった。
演技、脚本、素晴らしい。清原で、プラス0.5!
成田、素晴らしい。
小泉、社長として、公演してる表の顔。さすが本物のセレブなんだな。説得力半端ない。
裏の顔?も小物感出してて、本物はどうなんだ?
泉さんも、社長令嬢良かった。
でも、清原、やっぱりすごいな。
彼女を知ってのは、ちはやふるに、少し出た時、
すごい印象に残った。
誰だって、本気で「俺には君が必要なんだ!」
なんて言われたら、惚れてまうやろ。
いくら大人ぶっても、高校生。実体験が伴ってないから、
そこは、弱い。
まあ、でも本質的には、賢い、本質を見抜く力があり、
全体を見渡せるやつは、ほんとにおる。
わからんやつは、いくら大人になっても、わからん。
最後の講演会で、清原の突然の質問に、
小泉の出した答えが、この映画のキモだな。
映画の小泉、宮本が、単なるコスイヤツでなく、
きちんと自分の考えを持って仕事している事が
ハッキリわかった。
アレを聞いて、この映画が本当のハッピーエンドになった。
このまま結婚しても、決して親の仕事がらみの結婚ではなく、幸せになりそうだし。
男は、仕事に夢中になると、そっちに集中して、恋人やら家族をおろそかにしてしまう事が、ママある。
花束みたいな恋でも、そうだったな。
そこで、別れることもあるし、
そうじゃない事もある。
森の中で、すべてが調和が取れてる世界って言ってたよな。
地球全体がひとつの生き物って言う考えと同じだよな。
一番の異物は、人間だって話もあるんだよな。
森の中の、アンタは、雑音なんだよー!
って言ったら、なんで答える?
とにかく、素晴らしい作品。
腹を抱えて笑えるラブコメ
成田凌と清原果耶のラブコメ。いやー、全編、笑いっぱなしで久々に良い映画でした。
簡単にあらすじを。成田凌が予備校の数学の先生で唐変木。清原果耶が女子高生でこれまた変わり者、ある意味現代風な厨二病。
ある日、清原果耶が崇拝するベンチャー社長(これが小泉孝太郎)に結婚を前提とした彼女がいることを知り、普通の恋がしたいという成田凌をけしかけて、フィアンセの泉里香を口説かせ二人の仲を引き裂こうとする。
面白ポイントは
①唐変木と厨二病の噛み合わない会話
成田凌と清原果耶の掛け合いが見事です。冒頭5分でこの話芸にハマります。それだけで充実観る価値のある芸ですね。最近のお笑いって観ていないけど、こういう昔ながらの漫談って好きだわぁ。中盤では成田凌&泉里香、清原果耶&小泉孝太郎の組み合わせも楽しめます。泉里香は、まあ、そういう役どころでないので、あまり笑えませんが、小泉孝太郎のクズっぷりは笑えます。数年前なら成田凌=クズ男だったのですが、出世しましたわ。
②ストーリーの二重構造
先程は「面白くない」と言った泉里香ですが、実はストーリー的には中盤から存在感が増してきます。表のストーリーはご想像の通り、けしかけたクセに成田凌のことが好きな自分に気付く清原果耶。自分の大切な人気付く成田凌。ってお約束展開です。
清原果耶にとっては「初恋」に気付くストーリー。厨二病的な憧れの対象だった小泉孝太郎への幻想が解けて、自分の人格を初めて正面から認めてくれた成田凌への恋心に気付くってオチ。一方で、泉里香にとっては「最後の恋」を断ち切るストーリー。ダメ男の小泉孝太郎との政略結婚にブルーになったところに現れた、無垢な成田凌を好きになるも、ダメ男を飼い慣らすことを選ぶストーリー。
この諦めに近い泉里香が切ないんです!って、斜め過ぎるかな?原作読んでみます!
③それでも清原果耶が可愛い&成田凌
自慢ではないですが、映画デビュー作の「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の小松菜奈の中学生役の時に、えらい美少女だな、と思ってから、映画は追いかけています。宇宙でいちばんあかるい屋根、も良かったですし、昨年の「ジョゼと虎と魚たち」の声優も良かった。まあ朝ドラでブレイクしているので、すっかり人気女優で、今年はまだまだ主演作も控えており、楽しみです。
何が良いんでしょうね。キラキラしていない美少女、ってところが好きなのかな。目で演技する役者さんかな。目元だけで、色んな表情を出せるかも。
成田凌は安定ですね。チワワちゃん、以来、追いかけている訳ではないけど、作品と相性が合うのか、私にとっては、だいたいハズレがない。
まともじゃないものさしなんてない。
成田凌さん、清原果耶さんの見事な演技力。さすがです。
二人の掛け合い、テンポ全て最高です。
噛み合わせが良いですね。
成田凌さんの不気味な笑い方。
清原果耶さんのツッコミ!!?「もう言わなくていいから」
ラストの掛け合いも良かったなぁ。
「その笑い方変だよ あと顔」
「嘘だよ」
「どこからが嘘?」
この二人、相当お似合いじゃありませんか。
まともじゃない、、、。人はみんな少しでもそーゆー部分は必ずあるはず。
普通って何だ!!?
普通にあまりこだわらなくてもいいんだと思わせる作品でした。
素敵な作品を拝見できて感謝致します。
全38件中、1~20件目を表示













