まともじゃないのは君も一緒のレビュー・感想・評価
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「普通」と書いて「まとも」と読もうか。
実は「普通」の人なんてこの世にはいないと思っている。誰だって多かれ少なかれ周りと感覚の違うところはある。それを世間では変わってる、もしくは個性的と言ったりもする。
言うなればまともじゃないのはみんな一緒。
さて、本作。キャスティングの妙であることは言うまでもない。なんて完璧な配役!もう観る前からわくわくしてました。
数学バカでコミュニケーションに難有り。普通になりたい塾講師大野に成田凌。笑い方もだけど笑いのツボがいい!ほんとに役によってイメージがガラッと変わる。
憧れの青年実業家の婚約を破綻させてやろうと目論む暴走女子高生香住に清原果耶。とにかくかわいい。そして相変わらずうまい!今後もいろんな役を見てみたい。
人生の成功者。でも人としては下衆い実業家宮本に小泉孝太郎。誠実そうな人ほどハマる役。故に配役間違いなし!
そしてその本質を知りつつも結局は一緒になる選択をする美奈子に泉里香。なんとも色っぽい。上品じゃない感じがいい。
大野と香住のキャッチボールにならない不器用な会話が終始愛らしい。一方大人の事情も相まって結婚する打算的な宮本と美奈子。このギャップがまたいいスパイスになっている。結局お互いしっくりくるところに収まりそうな2組。いや、どちらもお似合いですよ!
ラストシーンはたどたどしくもキラキラした2人にほっこり。まともじゃなくても普通になれなくても幸せなら良し!
だけど大野先生…おうむ返しと質問返しはイライラするのでほどほどにお願いします😆
最後まで楽しめた
まともじゃないのは僕も一緒、経験不足かメッセージが読めずじまい
面白かったっちゃ面白かったけど、分からんことばかり写ってなんだか。たぶん、まともじゃないのは僕も一緒。
自分の弱点を晒すようで恥ずかしいが、生まれてこの方、1人と2回付き合ったことしかない。それもバーのふたりみたいに、友達から自然と…みたいな感じ。たぶん秋元さんに質問される。それもあって、ある意味マキロンみたいな映画なんです、僕には。傷口を消毒するアレみたいな。「定量的に?」って割とわかるし、距離の詰め方とかまるで分からんからあの関係はむしろ羨ましい。だから、ちゃんと恋愛してきた人なら笑える映画なんだと思う。私からすればムズムズして仕方なかった。「好き」ってなんだろうね…。
とにかく2人の会話劇なので、あらゆる表情が見れたのは嬉しい。成田凌の冴えない感じとか、清原果耶の暴走した被害妄想とか…カメレオン俳優同士の豊かなコミュニケーションはとにかく引き込まれる。胡散臭い進次郎…じゃなくて孝太郎節とか、泉里香のフワフワした感じとかも上手い。世界観に合っている。だから、単に分からなかったんだと思う。経験値不足。泣きたい…。
ちょっとハードルを上げすぎたこともあって、返り討ちにあった気分。もう少し頑張ります…。トホホ。
普通ってなんだろう?
すごく面白かった!!!とくに主演の2人が最高でした。
ずっとクスクス笑えて、ストーリーやメッセージにも共感できる、満足度の高い作品です。
とにかく主演2人のやりとりがテンポよく軽快で面白かった〜〜ずっと見ていられる感じ。笑
演技でこんな2人のやりとりを見られる作品って、なかなかないんじゃないかと思います。
劇場内の人数は少なかったですが、クスクス笑いが起きていて、しかもそれが苦痛にならない、とても面白くてあたたかい映画でした^ ^
私の個人的な考えとして、人に当てはめる「普通」という考え方というか概念が好きではないので、終盤の、普通ってなんなのか?自分の気持ちはどうなのか?というような、大野(成田凌)の言っていたことや香住(清原果耶)を思いやる気持ちに共感しました。
個性を認めるよりも周囲との同調(同化)をよしとし、異なるものは受け入れない・排除しようとする、日本のよくない価値観にも訴えかけてくるメッセージ性があると思います。
普通かどうかを考えるよりも、まずは人に寄り添い・向き合うことが何より大切なことだと改めて気付かされました。あとは、自分に正直で、嘘をつかないことも。
私は自分が信用できる人じゃないと、一緒には暮らせないかなぁ。
こういう映画こそ、たくさんの人が見ればいいのに、、なんて、ちょっと思いました。
終わってからも、その後の2人はきっと上手くいくんだろうな〜 続きも見たいな〜 なんてことを考えながら、余韻を楽しみました^ ^
良質な会話劇が心地好い作品です♪
タイトルからして前から気になってた作品なので鑑賞しましたw
で、感想はと言うと、良い!
凄く面白い♪
ミニシアター系の作品の様な香りはしますが、コンパクトにまとめられた感じで、上質の素材を丁寧に調理された感じ。
成田凌さん演じる大野と清原果耶さん演じる香住の会話のテンポが抜群♪
秀逸な会話劇で、セリフの言葉選びも絶妙。
時折シニカルで相手の会話をスカす間であったり、溜める間の空気感が心地好いです。
普通がいまいち分からなくて将来の独り身に不安を覚える数学の予備校講師の大野が教え子で思った事をズバズバ言う女子高生の香住に普通と恋愛のレクチャーを学ぶと言った一風変わったストーリーですが、よく練られています。
登場人物の限りなく最低限で構成されていて、無駄が少ない。
また、程よく恋愛のラインをくすぐる感じが良いんですよね♪
これが直球な感じだと何処か下品で嘘臭くなってしまうところをコメディタッチでまとめているところが好感持てます♪
またタイトルが良いんですよね。
変化球気味でありながら、何処かシニカルで引っ掛かる要素がある。
ちゃんと観る側の鑑賞意欲をそそっていますw
成田凌さん演じる大野が顔はイケてるけど、鈍感と言うか空気を読まないと言うか…天然バカと言うか…な感じと言うか、とっても残念男子w
とりあえずは何でも分かっているつもりでも、デートで行きつけの定食屋に誘ってしまうと言う悪意の無き無邪気w
でも何処か純粋なんですよね。
なんと言っても清原果耶さん演じる香住が良い。とっても良い♪
今時の女子高生で口はなかなか悪いですが、ストレートで裏があんまり無い。それでいて何処か純情。
自身の恋愛感情に何処か鈍感と言うか疎くて、それに悩む様が可愛いらしい♪
成田さんは若い頃の妻夫木聡さんの様な感じで、清原さんは芦田愛菜ちゃんや若い頃の栗山千明さんの様な面影がありますね。
香住が大野のリードしながらも同じ目線な感じで、なんか絶妙のバディ感がありますw
また、他のキャラも良い。
君島と雄介のカップルは誰もが羨む様な美男美女のカップルの様で実はご近所同士の幼馴染みカップルと言うベタ加減でありながら、愛らしいカップル。
小泉孝太郎さん演じる若き青年実業家の宮本も大人特有の嫌らしさと言うかあざとさがあっても何処か憎めない。
宮本の婚約者の美奈子も令嬢の様な品の良さがあっても純情な感じで好感度高い。
香住の5人で陰口を言い合う仲間ですら良いアクセント。
この中で一番悪い奴は宮本でありますが、宮本ですらまだ許せる許容範囲内w
要するにハッピーエンドに相応しい何処か愛らしくて憎めない登場人物で構成されています。
好きなシーンは一杯あって、大野と香住が二人で会話がとにかくテンポが良くて面白い。良くできたコントな感じ。
大野と美奈子が上手くいきそうになり、君島のスナックでエナジードリンクを片手に常連のオジサン連中のド真ん中でクダと愚痴をまくシーンなんか秀逸。香住が店を飛び出した時の雄介の「…アイツ、金払ってねえぞ…」も良いんですよねw
監督の前田弘二さんは「婚前特急」や「わたしのハワイの歩きかた」と言った小粒ながら良質の作品を撮られている方で前作から約5年が空いていますが、多分自分のペースとあまり商業ベースな作品じゃない方が合っているかと。
人気監督になるとどうしても無粋な輩が蠢く業界なので、自分のペースと理念で良い作品を撮ってもらいたいですw
ミニシアター系な作品で下北沢なんかでやっている評判のお芝居の香りもする、所謂どの角度から調理しても良い作品。
シネコン系でも多く上映されてますが、ミニシアター系の劇場で鑑賞した方が味わいが増すかなって思います。
鑑賞前はそんなに期待をせずだったので個人的には大当たり。
鑑賞した方の評価も軒並み高いので、これ「来る」んじゃないでしょうか。いや絶対来て欲しい。
今の状況を打破する可能性が高い作品で興味があれば是非鑑賞して頂きたい良質な作品でお勧めです♪
(o^^o)いい意味でドキドキしない映画!
最初コメディ要素が強かったら嫌だなって思ってたけどそんな事なかった。
私も昔から少数派の意見が嫌でなるべく平均的な生活を好んでいたタイプだから『普通』に安心感を覚えるのは共感できた。でも最後『普通こう思う』ではなくてそこに自分がどうしたいかという自分の意志で選択していくという事は簡単なようで簡単じゃないんだなって感じました。最後は『普通』ではない成田凌が人間らしくて羨ましくなったな。
最後誰も責められる事なく綺麗な終わり方なのに嫌な感情が起きなかったのもすごい。
最初から最後までいい意味でドキドキしない映画でした!面白かった(o^^o)
なかなかの拾いもの
マチネー向けの軽快作
なかなか面白かった。
予備校の数学講師大野(成田凌)と、その教え子秋元(清原果耶)の他愛のないやりとりから始まる恋愛コメディ。少女漫画っぽい設定だけど、原作は無いみたい。普通の恋愛の仕方がわからず、高校生に指南を受ける、数学オタクの予備校教師を成田凌。ちょっと変わった人物を、嫌味なく好演。ホントになんでも出来ますね、この人。普通なことに飽きてきている、強気な女子高生を清原果耶。CMなどでの透明感のあるイメージではなく、等身大の女子高生という雰囲気が似合う。(というか元々そういう年齢か)
本作、大半が成田凌と清原果耶の会話シーン。場面はどんどん変わるので、ワンシチュエーションドラマではないのだけど、基本は2人の会話で物語が進む。
面白かったのが、向き合うのではなく、二人並んで歩きながらの会話シーンが多い。そうすると舞台劇っぽく、二人とも観客の方に向いてる画が多いのだ。画面的には、まさに漫才の立ち位置でテンポ良くボケとツッコミが繰り返される。そのテンポや間が心地よく、ベテランの漫才を見ているようだ。会話の中身は噛み合わず、少しづつズレているのに、なんとも違和感がない。これは、名人芸の域ではないだろうか。
爽やかなベンチャー企業の社長役の小泉孝太郎は、イメージどおり。その奥さん役の泉里香は、お嬢様の設定。二人絡むシーンはほとんどないのだけど、なんとなくお似合いのカップル。
ベタベタの恋愛ドラマでもなく、ストーリー的には特筆すべき所もないのだけど、テンポも良く楽しく作られていて、朗らかな気分になれる良作です。
成田凌に恋をする…!!
ストーリーは正直いまひとつだった。
カスミちゃんのいう「フツー」が一般的な「普通」ともズレてる気がするから、大野先生の「普通じゃなさ」が正直あんまり伝わってこなかったし(っていうか大野先生、基本的にはちょっと数学に知識が偏ったコミュニケーション経験の浅い良識的な人にしか見えなかった)、美奈子さんの選択は「それでいいの!?」って感じだったし、本作で肝になってる割には「普通」の概念がフワッとしていたのが気になってしまって仕方なかった。
そして予備校の先生って生徒とあんな距離近いもの!?予備校行ったことないから知らんけど、一歩間違えると色々世間的にマズイのでは…?と余計な心配してしまった。
そして小泉孝太郎演じる宮本は普通にクズ!(小泉孝太郎さんの胡散臭さは最高)
しかし!!
それを補って余りある主演の成田凌さんと清原果耶ちゃんの魅力…!!キュートさ…!!
ストーリーはイマイチだったのにこの2人を観れただけでこの満足感。
成田凌さん。
元々雰囲気ある方だとは思ってたけど、なんて雰囲気が素敵なのか。話し方、声(良い声!)、たたずまいが優しい。ソフト。カスミちゃんじゃなくても好きになる。物を知らないのもむしろ愛おしさしか感じない。スタイル良すぎてスーパーの2階で70パーオフで買った上着すらおしゃれに見えるぞ…!!(カスミちゃんにはダメ出しされてたけど)
私もカスミちゃんと一緒に恋をしてしまった…。
清原果耶ちゃん。
なんて不機嫌な女の子が似合うの…!本作のカスミは我が強くて態度悪くて打算的な部分もあるけど、彼女が演じると嫌味がなく品が損なわれない。
カスミが彼女じゃなかったら正直観ててイライラしたかもしれない(ストーリー思い返すと割と彼女とんでもないし、色々危すぎる)。清原果耶ちゃんで良かった…。
君島さんのスナック(バー?)で全力で泣き叫ぶ姿は可愛くて笑ってしまった。あのシーン良かったなあ。
(というかこの作品の影のMVPは君島さんカップルだと思う。君らしっかりした良い子たちだな…!)
大野先生とカスミちゃんのラストの関係は甘くならないのが良かった。このくらいの距離感が程よく尊い。
ともかくこの映画は主演2人の良さを楽しむのがおすすめ。
観たいとずっと思ってた、成田凌さんが出てる「窮鼠はチーズの夢を見る」を早速観るぞ。
面白かった!
主演二人のマシンガンならぬ銃撃戦トーク
ほのぼのと観られました
前半は何度か声を出して笑ったなあ。ずいぶん久しぶりな気がする。すげえ面白いってシーンじゃないんだけど、つい笑わされるんだよな、脚本、監督が上手いんだろうな。
成田さんファン、清原さんファン共に、ゆっくりご堪能ください。楽しめると思います! ただ、単にカッコいい、かわいいという描写ではないです。極論すれば、逆かな? 二人ともちょっと変人だだから。 でもその役が、違和感とか嫌な感じにならないところが、この映画の、いいところ!
おまけ
森の中は、調和がとれている。自然界は、完成されていて、変化もしている。数学は、変化や調和の中に… 残念。覚えてなかった。あはは。
前田監督、髙田脚本での「婚前特急」も観てみたくなるなぁ。
恋愛映画?
成田さんと清原さんの掛け合いは最高
なんてかわいい映画なんだ!
主演のおふたりのファンということもあり楽しみにしていました。昨年の秋辺りに公開の情報が出てからかなり時間は経ちましたが、期待値は一定を保っていました。
観賞中ずっと思っていたことですが本当にこの映画かわいい!表情、仕草、言動、全てにおいてかわいいが詰め込まれていました。清原果耶さんは、ドラマ「俺の話は長い」でコメディを受ける側の立場でしたが、今作はコメディの才を発揮しています。まともを知ったかぶっているという触れ込み通り、彼女が常に行う行動は少しズレていて周りの人たちは彼女に振り回されているのに、彼女自身は全く気づいていないというのがなんとも憎めない役どころです。中盤嫉妬に狂って大声を出したりと、今までの清原さんでは見れなかった演技をたくさん見ることができただけで幸せです。急にくっついたり、エナジードリンクでシャウトするのもとても愛らしかったです。
成田さんの恋愛映画はかなり観ていますが、前作の「窮鼠」とは全く違う、恋愛に不慣れな常識知らず好青年を演じていました。「窮鼠」ではBLながら完全に女になりきっていてそれまた衝撃を受けたのですが、「愛がなんだ」でも女の子を利用する立場だったり、「さよならくちびる」では頻繁に性行為に持ち込もうとしたりと、結構攻めの立場が多かった成田さんの受け側は珍しい役だなという印象です。成田さんの表情もコロコロ変わっていくので楽しめますし、笑い方も独特な感じで良く、清原さんとの掛け合いが最高に楽しかったです。あのやり取りだけでもずっと観ていられるような雰囲気でした。
この作品にまともな人間は少ないです。全員何かしらズレた考えを持っています。でもそれがいいんです。価値観が一緒なんてことは殆ど無いんですから。色んな考えを肯定してくれるこの作品はとても素敵です。
背景で流れる音楽までかわいいのは反則です。大好きです。
鑑賞日 3/24
鑑賞時間 13:30〜15:20
座席 D-5
普通じゃない2人はカッコイイ❗️
前半は成田凌と清原果耶の噛み合わない漫才のような展開に思わずニヤニヤしてしまいました。そのままコメディで進むかと思いきや、中盤からラストは以外な結末でした。ダラダラと少し飽きる部分がありますが、見終わった後に色々考えさせられた。どちらが普通で普通でなかったのか?成田凌の癖のある演技は鉄板ですが、清原果耶ちゃんの演技は秀逸でした。本当に主役を張る俳優さんになったんだな👏今後の作品が楽しみです。
この二人はマトモです
大野くんとカスミはマトモじゃないというよりクセが強いだけです。
大野くんがお店でお皿を手に取って感想述べるシーンは爆笑
ここまで言う人いないけど、なんでここでそんなこと言うの?って人いる笑笑
ある意味正直者。
もう半世紀近く生きてきましたが自分は普通の人間だと言い張る人こそ全然普通じゃないです。だから信用できません笑笑
普通って難しいよくわからないって思ってる人の方が共感できます。
普通が大変だと自覚してる美奈子さんはマトモですけど、宮本さんは普通を装ってるだけでマトモではありません、病んでます。キャラは面白いけど笑笑
普通ってなんなのか?の疑問を投げかけてコミカルにしたストーリーで面白いと思いました。
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