「成田凌のポテンシャルの高さ」まともじゃないのは君も一緒 桜場七生さんの映画レビュー(感想・評価)
成田凌のポテンシャルの高さ
ただのコメディ映画で終わらないの理由は主役二人の掛け合いの心地よさと小気味良く進むストーリーテンポの良さ、周りのキャラクターの絶妙さなど色々あるが、一番は本当に数学好きの残念なオタク(映画の中での表現として)になりきっている成田凌のあの場の空気が凍るような笑いだ。あれが強烈なフックとなって引き込まれてしまう。
そして最後に彼が「普通」に対して憤る姿もまた全うであり、胸を打つ。
面白さと観賞後の余韻も兼ね備えた良作だと思う。
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