「“普通”とは」まともじゃないのは君も一緒 セロファンさんの映画レビュー(感想・評価)
“普通”とは
世間の“普通”に馴染めずに不安を抱える数学オタクの大野と、そんな彼を「普通はこうでしょっ!」と自信満々で否定しまくる女子高生の香住。そんな二人が互いの恋愛観をきっかけに、ちょっと背伸びして、新たな世界に足を踏み込んで、悩んだり苦しんだり・・・“普通”もなかなか大変だ。
でも一歩踏み出した事で見えてきたものとは・・・?
様々な体験を通して一皮むけた彼らが頼もしい!
後半、大野が香住に“普通”なんかに縛られる必要なんか全く無いんだ!と熱く語る場面が好きです。
普通になりたかった大野も、自信に溢れていた香住も、そしてコレを観ていた私自身も、いかに自分の考え無しに“普通”に振り回されていたかに気付かされました。
大事なのは自分のものさしを持つ事。そして、そのものさしを見つけるためには自分で色々やってみる事。悩んでいるだけで何もしないなんてもったいない。自分のカラを破り、一歩踏み出した大野に背中を押されました。
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