「何が“普通”なのか考えさせられた。いい感じ。」まともじゃないのは君も一緒 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
何が“普通”なのか考えさせられた。いい感じ。
近ごろ、弟がプラスチックスプーンを有料化するってことを決めた。宮本はゆとり教育から詰め込み教育への逆戻りを切々と説いていることがどうも虚しく感じられ、ついスプーン問題を思い起こしてしまいました。あの皿にしたってそうだ。何にでも使える普通の皿。可笑しいんだけど、普通だという虚しさも同時に伝わってくる。
白子やイクラを知らなくったって生きていける。嫌いだからという理由で食べなくても生きていけるのだ。数学バカというだけのちょっと個性的な予備校講師にしたって、会話が噛み合わないだけだし、そんな人なら世の中にいっぱいいる。平均的な人間ばかりだと画一的で世界は面白くない。小6のときに習った平均値やモード、メジアンを思い出してしまいました。
作品のプロットとしては、本命の男のために自分が利用しようとしていた人を徐々に好きになっていくというよくあるもの。これもまた普通なのだろうけど、キャラ設定が絶妙だ。大野を普通じゃないと力説する秋本香純との会話がコントのようで面白いのです。なぜかサンドウィッチマンのコントを思い出し、映画としてのボケとツッコミの新鮮さも感じられます。定量的にどれくらいかはわかりませんが・・・
また、普通指南・恋愛指南役の香住は“素数”に興味なさそうだったけど、勉強漬けで映画はあまり見てないのだろう。素数を知らなければ『CUBE』も楽しめないし、『奇蹟がくれた数式』や『博士の愛した数式』、そして『ビューティフル・マインド』も楽しめないぞ!そういうことにしておけば、これから先もイイ感じなのかな・・・
共感ありがとうございました😊
たしかに、平均的な人間ばかりだと面白くないですよね。自分の場合は、周りが平均的でない人が多かったので、逆に平均的な自分が面白がられていました。落語の一つ目の国みたい。
kossy様いつもありがとうございます😸確かにサンドさんに近い感じがします。赤ちゃんのネタで黒柳徹子さんを爆笑させていました。多分ですが脚本家の方が漫才を好きなんでしょうね。
CUBEは超絶面白い。鬼滅の刃のサイコロステーキ先輩の元ネタとふんでます。
あっ!キメハラ失礼です。
それで〜は〜さよ〜な〜ら〜
これからも よろしくねー