「最後まで観客が想像つかないシナリオ」望み 芥さんの映画レビュー(感想・評価)
最後まで観客が想像つかないシナリオ
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自分の家族に犯罪者の可能性が浮上する。
そんな中、家族は何を思い、どう行動するかが繊細に描かれていました。
堤真一さんの演技が素晴らしく、特に被害者の葬式に参列しようとするシーンは、見ているこちらも胸が強く締め付けられ、被害者側の心情も、加害者と疑われている家族の心情も、痛い程突き刺さりました。
この手の映画は、不穏さを出す為に大袈裟なカットやシーンが良く見受けられるのですが、この映画は大袈裟では無かったです。息子の写真が街並みと共に映し出される冒頭のシーンは、不穏さも感じさせながら、何処か哀愁が漂っていました。その冒頭から観客を惹き込ませる技術。素晴らしかったです。
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