「慟哭」望み odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
慟哭
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観るんじゃなかったと後悔しきり、殺人事件の加害者であれ被害者であれ巻き込まれた家族は地獄の日々、今のお気持ちは?と問うマスコミは恥を知るべき。同様に人として踏み込んではいけない状況に踏み込んでしまったのがこの映画。
掛け替えのない息子が人を殺めたのか、あるいは被害者なのか一向に進まぬ警察の捜査、親心としては、たとえ犯罪者でも生きていて欲しいという願いと、人殺しの汚名だけは雪ぎたいという葛藤に苦しむのだから、タイトルのような「望み」の感情表現は全く異質というか不適切、強いてつけるならタイトルは「慟哭」でしょう。
真相が明かされるまで1時間24分、数日の出来事が数か月にも感じるほど話が進まない、その間如何に家族が地獄のような嘆き、苦しみを抱えるかを克明に描いてゆくのだから途中で観るのを何度も止めたくなったほど・・。
現実から目を逸らしたいのかと言われるかもしれないが、日々の報道で厭でも目、耳にする悲劇の数々、何も映画にしてまで観ようという気にはなれませんので、あしからず・・。
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