「究極の状態で息子を信じ切れるのか」望み soleilヾ(´ε`○)さんの映画レビュー(感想・評価)
究極の状態で息子を信じ切れるのか
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怪我でサッカーを断念せざるをえなかった息子。
無口で何も話してくれない中、夜中出かけたまま行方不明に。
妹は受験真っ只中。
普通の日々だった。
こんなにもあっけなく普通の日々が壊れて、息子が加害者と決めつけるメディア、それを鵜呑みにする聴衆、嫌がらせ、取引先や顧客までも真意を確かめないまま離れていこうとする。
息子が生きていれば有罪。
死んでいれば無罪。
父親は、生きる為に仕事を失うわけにはいかない。
娘も進学、結婚を諦めるわけにはいかない。
母親だけが、加害者として帰ってきて全てが変わってしまったとしても生きていてほしいと願う。
生きていてほしい、という願いは同じなのにこうもすれ違っていくのか…。
息子を信じたいけど信じきれない刃物。
友達だという高校生から聞く噂話。
最終的には息子が死体で見つかり、しっかりした友達想いのいい奴だった、ってことが警察から教えられる。
取引先のおじいちゃんも謝ってくれたし、普通の生活に戻れそうでそれだけはほんとによかった。
号泣してしまった。
息子のことは、なにがあれば信じきれたのか。
こういう時、宗教が根強い地域は信仰心によって盲信的に信じられるのかしら。
同じようなシチュエーションで海外の映画あるのかな。観てみたいな。
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