「息子は被害者か?加害者か?」望み 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
息子は被害者か?加害者か?
2020年。堤幸彦監督。原作・雫井修介。
幸せな家族のモデルケースのような家庭が巻き込まれる殺人事件。
息子が学園の暴力事件に巻き込まれたらしい。
生徒がひとりむごたらしいリンチ殺人で亡くなった。
遊び仲間たちの揉め事らしい。
その仲間たちと関わりのあったらしい息子は音信不通で家に戻らない。
サッカーの怪我でプロ選手の道を絶たれて以来、悪い仲間と連んでいるらしい。
事件に巻き込まれたらしい息子・規士(岡田健史)の帰りを待つ父親(堤真一)と母親(石田ゆり子)。
息子が加害者だとすれば、生きている可能性がある。
被害者なら死んでいるかも知れない。
被害者であって・・・と、願うことは息子の死を望むことに近い。
加害者なら罪人となった息子のその後の人生を背負う覚悟がいるだろう。
そして民事訴訟での賠償責任が生ずるだろう。
父親は社会的地位と自分で設計した美邸を失うかも知れない。
母親と父親の気持ちに微妙にズレが生じます。
どんな形でも生きていて・・・と願う母親。
直ぐに仕事に支障が出て戸惑う父親。
家の周りは心無いマスコミの取材攻勢にさらされて、息が詰まり、
ネットの誹謗中傷にも苦しめられる。
妹の雅(清原果那)も不登校になってしまう。
加害者であれと望むこと。
被害者ならと望むこと。
どちらも親にとって悲し過ぎる究極の二択です。
身につまされる、いつ降りかかって来るか分からない事件でした。
地味な映画ですが、とても他人事とは思えず、心に迫りました。
と感じました。他人の命を奪っていてさえも。母にとっては、自分の身体の中で育てたかけがえの無い我が子❣️父親とはそこが違うような気がします。
亡くなるのは、取り返しつかなくて会いたくても会えない現実。
ほんと、難しいです。
結論は••••鑑賞された方それぞれですね。
私は、落書き、ネット、卵ぶつけ、一切無くなって欲しいです。
こんにちは♪
共感コメントしていただきましてありがとうございました😊
究極の選択、というか、両親にはできないですね。
加害者なら刑事の後に民事、最近TVドラマでも出て来ますね。本作の親なら何年かかっても払って行くでしょうが、支払い能力が無かったり、払わなかったり、する人もいるのでは❓賛同されなくても後ろ指刺されても、母なら本作のように生きている方を望むかなぁ
琥珀糖さん
コメントを頂き有難うございます。
親にとって耐え難い悲しみとなり、もし時間を戻せるならと、考え続けてしまうでしょうね。
事件に巻き込まれてしまった家族の苦しみがリアルに迫る作品でした。
琥珀糖さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
家族が被害者となるか加害者となるか・・・本当なら死んでほしくないのに、世間体ということも考えてしまう。色んな問題が山積された内容でしたね。
これからもよろしくお願いいたします。