「ストーリーは素晴らしい」望み リーチ!さんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーは素晴らしい
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子供が加害者なのか、被害者なのか。
結末、映画の雰囲気、脚本、演出、全てが中島哲也監督の「渇き」と真逆な感じ。
テーマもストーリーも役者の演技も素晴らしく、テンポも良いので、すんなり最後まで観れました。その点はオススメできる映画なのですが、ところどころに下記に記した萎えるポイントがあり減点してしまいました。
1、記者の過剰な取材
→まだ加害者でも被害者でもなく、ごくごく一般的な少年犯罪であんなにしつこく記者って来るもんなのか?知らないけど。あんたらそんな暇なの?って思ってしまいました。
2、警察役の人たちの仏頂面
→なんであんな無表情で発言一つ一つが冷たく突き放すような話し方なんだろ?演出なのか知らないが、現実でもあんな警察官いないだろ、って感じで萎えた。
3、被害者家族の葬式シーン
→父親が息子を信じたくて被害者のお葬式場行くのもちょっと意味不明。父親だから分かる確信めいたものがあるとしても、周りの人にそれは伝わらないわけで、自分が行く事で被害者のお葬式場に迷惑かかるとか、あの父親なら考えられそうなのに、なんか映画だから派手なシーン入れたくて無理矢理入れた脚本に思えました。
個人的にはその辺りが気になりところどころ現実に引き戻されましたが、素晴らしい映画であるのは間違いないと思います。逆にそこさえなければ大好きな映画の一つになっていたので、星3にしました。
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