「家族」望み nekonokoさんの映画レビュー(感想・評価)
家族
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もし我が子が事件を起こしたら?
母親は生きてさえ居てくれたらいいと願う。
父親は息子を信じたいと望む。
自分にも思春期の息子が居るので、もし自分の身に起こったら、やっぱり最悪の事態を覚悟するだろうと思う。
そうすることで、最悪な状況になった時のショックを和らげる癖のような思考。基本ネガティブ思考なので。
夫は『あいつはやってない。』と言うだろうか?
『まだわからない。わからないのに心配した所でしょうがない。そのうち帰ってくる。』と言いそう。超楽観的な夫なので。
物語の建築士の家が素晴らしく理想的な家で、リビングの一角に母の仕事スペースにアイランドキッチン。
絵に描いたような幸せな家庭。
お客さんを子供の部屋に、いつでも案内するというのはやはり、やりすぎだよなぁと思う。
前もって『今日は見せるからね。』と言ってくれていればいいけど、自分が子供なら、大人に愛想笑いなんてできない時もあるし。
ナイフが自室に置いてあるのがわかった時の安堵。
リハビリの本に父親に言われた言葉のメモが見つかった時の、やっぱり信じていた通りの息子だったという感情はよく見てとれた。
岡田健史くんは影のある役が良くお似合いです。
我が子がもし進路変更を余儀なくされた時、どんな言葉をかけたら良いだろう。
最後まで信じられる親になりたいものです。
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