「作品の内容と相反する観客不信の結果」望み よしさんの映画レビュー(感想・評価)
作品の内容と相反する観客不信の結果
息子と同じように観客のことももっと信じて!何でもかんでも説明しないと気が済まないクドさが、本作の意味ある題材を浪費して、疲れてしまった。
我が子は加害者か被害者か?殺人犯か殺されたか?俺はあいつを信じる!ただ生きててほしいだけなの!両親父母の意見の対立に、気持ちわかる妹の雅。犯人だと…困る。お父さんの考えとお母さんの考えは全然違う。何がどうなっても子供を守る覚悟。人間の願望や欲望なんてものは自分が満たされているときは更に高次のものになる厄介なもので、本作の場合は文字通りきっと藁にもすがる思い。何もしなければ何もできない大人になる
フゥ…堤 × 堤。けど、如何せん作り手の作為がすごいし、いちいちしつこい描写に、「もう分かったから、胃もたれしちゃうよ」ってなった。分かりやすくバッチバチに作られた照明。カメラ角度付けたり、いちいち御丁寧に挟みこまれる回想(←この辺が本当にTVドラマ的だし、観客を信頼していなさすぎる【←信じるという作品の内容と相反する】)。そして、クソ報道陣描写やネットの声も分かりやす(く怖)いのなんて、語弊を恐れずに言ってしまえば、よく見るもの。
堤幸彦アレルギーが…なんかな〜モッサリしてるんだよな〜やっぱりTVサイズで丁度いい。それと松田翔太と仲良いのかね。記者側の顔とか抜く必要あったかな。この究極の二択は、どちらに転んでも最悪だが、非常に興味がある?
「うちのおやじ」
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