「信じる先に…」望み くろすけさんの映画レビュー(感想・評価)
信じる先に…
「悪党」を観た後に「望み」を観たのは本当に辛かった。
加害者家族のその後の苦しみと、被害者家族のその後の憎しみから呪縛について考えさせられた後に、被害者か加害者か分からない家族の心情を突きつけられた。
本当に何もかもが変わってしまう。
私だったらどうしたか?なんて、想像してもどうしたかなんて分からなかった。
それほど、想像以上なんだと思う。
ただ、何よりも信じてあげたい気持ちは父親の感情に近かった。
とてもお弁当なんて作る気にはなれない。
(みなさんのレビューを読んで、理解が変わった点がありました。
犯人でもいいから生きてさえいてくれれば良いと思うからこそ、差し入れのお弁当を作る母。
凶器のナイフを見ていたから、犯人かもしれないと疑う気持ちが少しでもあるからこそ、犯人ではないと信じたい父。
そうなのかもしれません)
反抗期真っ只中の我が子に、
「何もしなければ、何もできない大人になるだけ」と伝えようと思う。
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