「ベトナムとしては祖国防衛」デンジャー・クロース 極限着弾 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
ベトナムとしては祖国防衛
ベトナム戦争時。オーストラリア中隊と北ベトナム軍の戦闘を描いた物語。
珍しいオーストラリア発のベトナム戦争物です。
偵察任務中に北ベトナム軍の大隊に包囲された豪軍中隊が、必死の防戦を繰り広げます。
死を恐れず突進してくる北ベトナム軍。砲撃とヘリや戦闘機の援助等の最新鋭の装備で反撃する豪軍。
弾幕の凄まじさと恐怖、人の命の軽さと無残さがしっかりと描写出来ているように思えます。
戦闘の迫力もしっかりとあり、好印象の映画です。
ただ、戦闘シーンが同じようなシーンばかりになったのは残念。後半は「飽き」を感じてしまいました。史実を基にした映画ですから、改変は難しいのでしょうが、故郷のシーンを差し込むなどメリハリを付けても良かったかもしれません。
この映画と比較するのはメル・ギブソンが主演した「ワンス・アンド・フォーエバー」でしょうか?
あの映画も、米軍中隊が、北ベトナム軍の大隊と遭遇して窮地に陥るストーリーでした。
比較すると、よりリアルに描かれているのは本作で、その意味では私好みと言えます。
ただ、映画の面白さだけを考えれば、メリハリをしっかりと付けた「ワンス~」の方が優れているように思いました。
評点は3.5にしました。
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