「なぞかけだってお手の物」ファースト・カウ MARさんの映画レビュー(感想・評価)
なぞかけだってお手の物
西部開拓時代のオレゴン州にて、アメリカンドリームを夢見る元料理人と中国人移民の危ない賭けと友情を描いた作品。
偶然出逢った2人は、仲買商が保持する"富の象徴"である牛からミルクをこっそり盗み、それで作ったドーナツが大ヒットし金を儲けるが…。
終始、ゆったりとした雰囲気で見せるドラマ作品。
美しくも鬱蒼にも見える深い自然のなかで夢見る2人の生活は、とってもスローだが不思議と見ていて飽きない。そして今更ですがドーナツって何も輪っかじゃなくても良いんですよね笑
慎ましくも、美味しそうにドーナツを食べる人々の顔を見ているとなんだかホッコリしますね♪
とは言え、盗みに変わりはないですから。見つかってからの展開は中々のヒヤヒヤもの。
そしてこう終わりますか〜。結局割り込みされまくってた彼が…といった感じなのかな。どうでも良いが彼をミスドに連れて行ってあげたい。かわいそうですもんw
とにかく、ゆったりで起伏の少ない作品だが、言葉に出来ない魅力がありとても惹き込まれた良作だった。
しかしもうちょっとテンポが良くてもよかったかな…それこそ牛歩のような展開でしたね!
………………。
…こりゃクッキーの方がうまいですね。。
勿論お菓子じゃなく、本作主人公の方です。はい。
コメントする