「取調べの破廉恥デタラメを除き、話が平板な割に長すぎ。とにかく編集がなってなくて、平板な描写の日常のぼやきやり取りが長くて長くて私は無理無理。」DAU. ナターシャ 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
取調べの破廉恥デタラメを除き、話が平板な割に長すぎ。とにかく編集がなってなくて、平板な描写の日常のぼやきやり取りが長くて長くて私は無理無理。
前評判のチラシの莫大な数のキャスト、エキストラ、最大規模のセットで、2年間も当時の生活したとの触れ込みは
何だったのか?秘密研究所という割には何研究してるんだか意味不明だし。舞台の食堂は子供、ファミリーも来る普通の食堂。
そもそも場面が①食堂でのウェイトレス主人公の中年女ナターシャと若いオーリャとの営業後の諍い②主人公、なんかの実験の成功の祝勝会で知り合ったフランス人科学者リュックとの泥酔→セックス③再び女二人のウェイトレスの諍い④ソビエト国家保安委員会のアジッポによる性的暴行含め強制的な取り調べというより、陰湿かつ強制的な上申書でのフランス人科学者告発強要。
この4つしか無い。
とにかく食堂でのやりとりが長い長い。ええ加減編集で短縮できる他愛のないやりとりの映像垂れ流し。
取調べは執拗かつキテレツ破廉恥で、実際のソ連1950年代はそうだったのか?まあ心理学的には相手を思いどおりにさせる王道ではあるが、普通のまともな人間ならこの取調べ。良心の呵責を感じるだろ。なんか関係ないけど、大正時代関東大震災時の特高警察の取調べ、無政府主義大杉栄、その女房の伊藤野枝の取調べを想像した。クソ憲兵甘粕ならやりかねん。それぐらい特高はクソ蠅以下。でもさ、ただ男と女寝ただけで何でフランス人科学者を犯罪者にしたてる必然性が描かれていない。ソ連全体主義もよく分からない。とにかく前述4つの場面の映像延々と垂れ流し。
とにかくベルリン映画祭って言うのはたいしたことねーなぁと強く感じた。
映画は娯楽なのだから、もう少しスピード感を持って編集して観客が咀嚼し易くして提供するのは常識。とにかく大したことない安いセットで、変化のないセリフの垂れ流し。観客は息苦しくて、つまらなくて我慢比べ大会と映画館が化してしまった。2021年でこの編集は無いよなぁ。私は一人で見たから良かったけど、この映像の陰湿さ、平板すぎ、長すぎのは、カップルはキツい。セックス描写も生々しくて引いてしまったですよ。おまけに最後は尻切れトンボの突然のスタッフロール突入。
しかもこのスタッフロール音楽ついてなくて長い長い。もう!倍速でいけよと思った。そういやこの映画一切音楽使ってないのでは無いかな?
とにかく、長く、生々しく陰湿で息が詰まる作品。コレを芸術だと評価する人の気がしれない。なんか続編ありそうな終わり方だけど、とても観に行く気になれない。
コメントイイねありがとうございます😊😭おっしゃるとおりですね。なんか正確には続編が次々と・・みたいですが、最初がこのダラダラしたテイタラクなので、この第一編上映した映画館も、さすがに続編は上映していませんでした。とにかく生々しいのをまるで編集も、挿入歌もなく、ヒドイの一言でした。ありがとうございました😊😊😊
今作、とても15年かけての制作とか、2年間共に暮らしたとか、エイストラの数などなど、映画を観る限り感じ取れませんよね。どこにそんなにかかったのだろう、謎です。
満塁本塁打さん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、もう少し編集しろよ、って思いました。
ウォッカ・・・ロシア行った時何度か飲みましたが、日本で買って飲もうとは思わないですね。なんかで割って飲むなら別ですが。