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「中年男女による出来損ないにも程がある『君の名は。』」2:22 よねさんの映画レビュー(感想・評価)
中年男女による出来損ないにも程がある『君の名は。』
JFK空港の航空管制官ディランは執務中に奇妙なイメージが脳裏に浮かび気を取られているうちに危うく衝突事故を起こしそうになってしまう。街で出会った美しい女性サラをうっかりナンパしたディランは彼女が自分が引き起こしたニアミスの航空機に乗っていたことが判明、さらには自分と彼女の生年月日が同じことに気づいて驚く。やがてディランはニアミス発生時刻の2時22分に毎日ちょっとしたトラブルが起こることを発見、さらにその時刻に至るまでに同じことが起こる奇妙なパターンがあることにも気づいて、ディランはそれらの現象から30年前の自分の誕生日にグランドセントラル駅で起こった殺人事件に辿り着く・・・30分くらい観ててやっと気づいたんですが、これって中年男女による『君の名は。』ちゃうんか!?
この星が導く運命ってやつはうるう年をカウントせんのかい?とか、30年前の恋人同士の往復書簡が散々リフォームし倒したであろうアパートの部屋の梁の上に誰にも見つからんまま放置されるなんてことあるんかい?とか、宇宙まで盛大におっ広げた風呂敷を物凄いシンプルな痴話喧嘩というハンカチ大に畳んでみせる壮絶に雑なお話に目眩がして、上映後しばし立ち上がれませんでした・・・こんなんよう上映したなと思ってググったら全世界で初公開したのはロシアだそうで・・・あれか、ロシアは映画配給の世界ではカモ扱いなのか?ともう何だか解らない複雑な思いに駆られるカス映画でしたが、ヒロインのテレサ・パーマーがクリステン・ステュワートにクリソツ過ぎてクレジット出るまでずっと別人だとは気付きませんでした。もう二重三重にしてやられた感が不快すぎて、こんなん企画した奴にせめて"口噛み酒"くらい出せや!と文句を言いたいです。