GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生のレビュー・感想・評価
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【象の鳴き声と、日本や世界の未来。僕の悪態です😁】
英語で象の鳴き声は、ワンコのバウワウとか、ニャンコのミャオウみたいに一般化されたものはなくて、作中で、先生がトランペットと言っていたように、トランペットの音をなぞるように表現するので良い、自由度があるらしい。
パオォォォンとか🦣🐘。
ゴゴの歳で英語を勉強するのは本当に大変だと思う。
あの皆の前で、代表して英語でスピーチをする聡明な娘がいたが、語学を学ぶのには若いにこしたことはないように思う。
ところで、この娘は、ゴゴへの気遣いもそうだが、勉強も相当出来る気がするし、将来ケニアを背負って立つ人物になるように思った。
エンドロールの前に流れるように、世界の一億数千万の若い女性が、貧困や、若くして結婚、妊娠するため学校に行くことが出来ないでいる。
昔の日本の口減らしみたいなことがあるのだろうし、イスラムの原理主義では、女性に学問は必要はないという原理主義宗教もある。
それに、こんな風に女性の権利とか話題にすると、日本でも、フェミニズムだとか、今流行りの新自由主義だとか、内容を理解していないのにカテゴリー化して、突っかかってくるバカもいる。
それに、世界的な視点で考えると、高齢化は進んでいて、その観点から社会保障の負担増大の話題がクローズアップされがちで、そんなんだったら、お年寄りも働けるような環境づくりをする方が、税収や健康管理の面でも有効じゃないだろうかと考えるのは僕だけだろうか。
持続可能な社会を想い描くのであれば、効率化だけが全てではないだろう。
孫さんは、AIのことをとかく強調するが、それが持続可能な社会にどう役立つのか同時に話せば、もっと説得力があるように感じる。
年金やめて、一人一律、7万円くらいのベーシックインカムを払っておけば、国民は黙るみたいに言っている政策ブレーンがいるという記事を読んだことがある。
もし、本当だったら、こいつは相当なクズだなと思う。
効率化と社会負担の軽減と、今のアホ政権与党の維持のことだけで頭がいっぱいで、持続可能性など頭の片隅にもないのだ。
だが、もし、高齢者の社会参画を活発にするのであれば、そのためには、高齢者もモチベーションを高くして、仕事でも勉強でも習得しなくちゃならない。
今、日本では、その勉強が面倒くさいとか、そんなレベルの話をしてる程度にしか見えない。
もし、本当に英語の象の鳴き声が、トランペットのようにと、真似る方の自由度が高いのであれば、社会だって、女性や、お年寄りや、黒人や様々な人に参画してもらう自由度の高い方が、面白い気がする。
トランペットの音だって、人によって、聞こえ方が違うだろうし、いざ吹いてみることになったら、上手いも下手も、でかい音も小さい音も、甲高い音もかすれた音も色々あって、なんか楽しい気がする。
それに、練習を通じて成熟すれば、調和も生まれるに違いない。
若い生徒に混じって、ゴゴや、お年寄りが一緒の教室が、どこか調和を感じられたように。
まあ、人の助言を聞かない独善的な高齢者もいるけどね。
あー、めんどくさい💢
【"知識は財産" 学校に通えないケニアの女の子達の為に、寄宿舎建設を進言し、自らも小学校で学ぶ94歳のゴゴ(おばあちゃん)に元気を貰った作品。】
-学びに、年齢は関係ない。
そして、ゴゴ(おばあちゃんと言う意味だそうである。)が、彼女の曾孫達と同じ年齢の子供達と学ぶ姿、彼女を支える"同級生"達の姿が素晴らしい。-
■ゴゴ94歳「ケニア人で、助産師が本業。本名はプリシラ・ステナイさん」
ケニア人の女性が若くして、母になり学校に通わなくなる実態を憂慮し、寄宿舎建設を校長に進言する、先進的で、行動力があり、皆に慕われているお婆さん。
-自分の経験からなのだろうが、立派である。素直に頭が下がる。-
・けれども、目の悪いゴゴは、学業に苦労する。
-先生が、ゴゴにも他の生徒と同じ様に接する所が良い。-
・念願の寄宿舎の建設が遅れている事に対し、工事監督に厳しい言葉を掛けるゴゴ。
-先生に叱られて、シュン😢⤵️⤵️としている姿と大違いである。-
・目が良く見えなくて、中学進学を諦めたゴゴに対し、校長の取った素晴らしい対応。
-彼女の進言により、ケニア人女性の就学率が上がったのだからね。寄宿舎に入った女性は200人と、テロップで流れる。-
〈そして、白内障手術により、目が良く見えるようになったゴゴの嬉しそうな表情。
"より良き人生を送るために、きちんと学ぶ大切さ”
を伝えるとともに、観ている側が元気を貰える作品である。〉
実話ってところがすごい
90歳まで元気で生きていることがすごい。
それに加えて、皆の人生の幸せを祈り、元気づけ勇気づけることを目指しているし、実現できていることが素晴らしいと思います。また、実際の映像であることが素晴らしい。
挑戦することに時間は関係ない。勇気を与えてくれる作品。
フランス映画祭2020横浜にて鑑賞。
幼少期に教育を受ける事ができず、夫も亡くし今は子供と沢山の孫、ひ孫に恵まれた94歳のゴゴ。
ひ孫らが教育を受けない事を自らも率先して学校に行き、教育を受ける大切さをひ孫らに、そして学校に通う全生徒達に身をもって教えてくれるドキュメンタリー作品。
とにかくゴゴは94歳とは思えない程若々しい姿をこの作品では終始見せてくれる。人は何かに挑み、そして学び続ける事がこうも輝かしいものだと改めて実感させてくれる。
ただ映画作品としては少し退屈に感じてしまったというのも率直な感想である。撤退して彼女のありのままの姿を追っている為、大きな変化やドラマ性には欠ける。
もちろんそれがこの作品の良いところではあるのだが僕自身は少しその辺りを退屈に感じてしまった。
またこの作品で印象的だったのはゴゴ以外の生徒だ。
とくにひ孫の女の子はゴゴと楽しそうに学び、そしてゴゴから受ける言葉一つ一つを真摯に聞いている姿が度々見受けられる。
そしてこの学校の生徒たちの多くがゴゴを受け入れて、彼女の存在を理解しているところだ。
彼らくらいの年齢だあれば非常に多感な時期であり、自分と異なる存在、異質な存在を理解共生するのは決して簡単な事ではないだろう。それを理解し、尊敬し合い一緒に生活していく姿は、あらゆる年代が存在しあうこの社会の理想でもある。
エンドロールではまだまだ億単位で教育に恵まれない女の子達が存在し、そしてゴゴ自身も学校を卒業できてない現実が紹介される。
恵まれない子供達が一人でも多く教育を受けられるよう、そしてゴゴ自身も健康で無事卒業して欲しいと強く思う。
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