劇場公開日 2020年12月25日

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「【象の鳴き声と、日本や世界の未来。僕の悪態です😁】」GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【象の鳴き声と、日本や世界の未来。僕の悪態です😁】

2020年12月27日
iPhoneアプリから投稿

英語で象の鳴き声は、ワンコのバウワウとか、ニャンコのミャオウみたいに一般化されたものはなくて、作中で、先生がトランペットと言っていたように、トランペットの音をなぞるように表現するので良い、自由度があるらしい。
パオォォォンとか🦣🐘。

ゴゴの歳で英語を勉強するのは本当に大変だと思う。

あの皆の前で、代表して英語でスピーチをする聡明な娘がいたが、語学を学ぶのには若いにこしたことはないように思う。
ところで、この娘は、ゴゴへの気遣いもそうだが、勉強も相当出来る気がするし、将来ケニアを背負って立つ人物になるように思った。

エンドロールの前に流れるように、世界の一億数千万の若い女性が、貧困や、若くして結婚、妊娠するため学校に行くことが出来ないでいる。
昔の日本の口減らしみたいなことがあるのだろうし、イスラムの原理主義では、女性に学問は必要はないという原理主義宗教もある。

それに、こんな風に女性の権利とか話題にすると、日本でも、フェミニズムだとか、今流行りの新自由主義だとか、内容を理解していないのにカテゴリー化して、突っかかってくるバカもいる。

それに、世界的な視点で考えると、高齢化は進んでいて、その観点から社会保障の負担増大の話題がクローズアップされがちで、そんなんだったら、お年寄りも働けるような環境づくりをする方が、税収や健康管理の面でも有効じゃないだろうかと考えるのは僕だけだろうか。

持続可能な社会を想い描くのであれば、効率化だけが全てではないだろう。

孫さんは、AIのことをとかく強調するが、それが持続可能な社会にどう役立つのか同時に話せば、もっと説得力があるように感じる。

年金やめて、一人一律、7万円くらいのベーシックインカムを払っておけば、国民は黙るみたいに言っている政策ブレーンがいるという記事を読んだことがある。
もし、本当だったら、こいつは相当なクズだなと思う。
効率化と社会負担の軽減と、今のアホ政権与党の維持のことだけで頭がいっぱいで、持続可能性など頭の片隅にもないのだ。

だが、もし、高齢者の社会参画を活発にするのであれば、そのためには、高齢者もモチベーションを高くして、仕事でも勉強でも習得しなくちゃならない。

今、日本では、その勉強が面倒くさいとか、そんなレベルの話をしてる程度にしか見えない。

もし、本当に英語の象の鳴き声が、トランペットのようにと、真似る方の自由度が高いのであれば、社会だって、女性や、お年寄りや、黒人や様々な人に参画してもらう自由度の高い方が、面白い気がする。

トランペットの音だって、人によって、聞こえ方が違うだろうし、いざ吹いてみることになったら、上手いも下手も、でかい音も小さい音も、甲高い音もかすれた音も色々あって、なんか楽しい気がする。
それに、練習を通じて成熟すれば、調和も生まれるに違いない。

若い生徒に混じって、ゴゴや、お年寄りが一緒の教室が、どこか調和を感じられたように。

まあ、人の助言を聞かない独善的な高齢者もいるけどね。

あー、めんどくさい💢

ワンコ