「ボスの器」キング・オブ・シーヴズ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ボスの器
引退していた泥棒の王と呼ばれた爺さんが、嫁の死を切っ掛けに知人の若者に声をかけられて、昔の繋がりを集めてハットンガーデンの貸金庫を襲う話。
「ハットンガーデン・ジョブ」と同じ事件が題材で、犯行そのものも見どころだけれど、それはまだ切っ掛けで、その後のドラマを楽しむ作品。
荒ぶったり欺いたり、曲者達のカマし合いに化かし合いとか、狡猾さとか、一歩離れたところから絡んでいく様子とか、駆け引きがとても好み。
一応コミカルな要素も結構あるけれど、そこはちょっとキレが悪くて、締めもイマイチ物足りなかったけど、なかなか面白かった。
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