ストレイ・ドッグのレビュー・感想・評価
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ずっとこんなキッドマンが見てみたかった
照りつける陽光、ザラついた手触り、汗とアルコールの匂い。その全てが混ざり合った臨場感にむせ返りそうになる中で、時を追うごとに高まっていくものがあった。それは「こんなニコール・キッドマンが見たかった!」という強い思いだ。特殊メイクでシワやシミや肌のたるみを加え、ぶっきらぼうな仕草や度胸の据わった眼光を放つ彼女は、なりふり構わず突き進む装甲車のよう。とは言いつつ、決してこれ見よがしな変貌ぶりではなく、抑制が効いている。このあたりのさじ加減が絶妙なのも、彼女とカリン・クサマ監督との相性の良さゆえか。一方、ストーリーはなかなか手の内を見せず、語り口も油断ならない。交錯する過去と現在。因縁の強盗事件。打ち明けられることのなかった事の真相。謎が持続する中で、中盤ごろ投下される白昼の銃撃戦もドライで胸にガツンと響く。それほど大きな物語ではないが、手狭な世界観の中で極めて鮮烈に火花を散らせた秀作と感じた。
【”犯人を知っている、と呟き女刑事は射殺された男が横たわる現場を去った。”過去の潜入捜査の過ちにより、愛する男を失った復讐鬼になった哀しき女刑事を描いた作品。】
■LA市警の刑事・エリン(ニコール・キッドマン)。 若き日の美貌は衰え、今は過去に失敗した捜査の罪悪感を引きずりながら家族からも見放された孤独な人生を送っていた。 ある日、彼女に差出人不明の封筒が届く。 中身は紫色に染まった1ドル札。 それは17年前に行方をくらませた事件の主犯からの挑戦状だった。 ◆感想 ・ストーリーは、現在と17年前の過去を行き来しつつ描かれる。 ・エリンの脳裏には17年前FBI捜査官だった同僚のエリン(セバスチャン・スタン)との捜査の過程が沁みついている。そして、その際のミスにより、心を寄せていたエリンの死にも・・。 <今作は、サスペンス映画としては一定水準ギリギリである。 だが、私は美貌を特殊メイクで変貌させ、復讐鬼になったニコール・キッドマンの気概を感じた作品である。>
全然共感できない
わざとそうしてるのかと思うくらい誰にも共感できない映画。恋人を殺されて失意のどん底にいる主役のニコール・キッドマンに肩入れすべきなんだけど、潜入捜査中から投げやりな警察裏切るような言動の根拠が分からなかったし、娘の彼氏確かに真っ当な人ではなさそうだけどそこまで頭ごなしに反対する根拠も見当たらなくて、愛する恋人が殺されて頭おかしくなったってことなのかしら?娘と一緒に暮らしてる男性の素性がさっぱり分からなくてニコール・キッドマンの兄弟かなんかなのかなと思ってたけどネタバレサイトで離婚した元夫って書いてあって人物像の描き方のヘタさにがく然としました。私がシーン見落とした?でもいろんな項目がフワフワしたまま映画が進行してたからきっとただただ下手な映画なんだろうな。
悲しい《落とし前》
2018年(アメリカ)カリン・クサマ監督。 エリン・ベル刑事(ニコール・キッドマン)の生きてきた17年間。 その生き様が過酷でリアルでした。 17年前、FBI捜査官のクリスとともに犯罪組織に潜入捜査をしていたエリンは、 銀行強盗の片棒を担ぐことになる。 そして潜入捜査に失敗して、犠牲者を出し、愛する人も失ったエリン。 外見も過去の美しさを失い、砂漠のように肌がカサカサにひび割れて見る影もない。 ニコール・キッドマンの変貌に驚いた(特殊メイクと聞いてもそれでも・・・) まったくの別人。美人女優の面影は全くない。 ハードな役でした。 アクション・・・機関銃の連射も、殴り合いも、仕返しも容赦なかった。 暴力には倍返しの暴力で返すエリン。 傷に塩をなすり付ける毎日だ。 犯罪映画の刑事ものとして、辛口で鮮烈でした。 娯楽性は少ないけれど、主人公の刑事・エリンの人生が見事に描かれている。 潜入捜査の危うさ・・・後の生活を破綻させるほど、引きずって行くエリンが 不憫でした。 そして17年、刑事を辞めず罪と向き合い遂に《落とし前》を付ける。 責任の取り方として正しいと思うし、 この結末でいいのだと思う。
美しさ封印のニコール・キッドマンの素晴らしい演技
一番印象に残るのはいつもの女神の美しさではないニコール・キッドマンの演技、とても迫力がありました 動の激しさではなく、うまく表現できないけど、鋭い視線からだけでも感じられる執念のような想い、さすがのニコール・キッドマンでした ストーリーはあんなふうにあのラストに繋がっていったのは予想外でしたが、とにかく切ない… クリスと娘と幸せな未来を選ぶ事もできたのに、エリンにはその選択をしてほしかった 見応えある作品で観て良かったです
彼女の演技
が良かったです。 ストーリーも映像も悪くなかったです。 が、エンディングがイマイチ消化不良かな。 だらだらせず、スパッと終わったら余韻に浸れたと思う。 キッドマンさん、これからも期待してます。 ディンチさんのように末長く演じてほしい。 それにしても、邦題つけたの誰? ◯鹿すぎる‼︎
むらさき
最初あのやさぐれた女性刑事がニコールさんだと分からず、若い時分の描写であーと分かった次第。サラ・コナーかと思った。あんなメイクを施す必要があったのだろうか? 途中までちんぷんかんぷん、段々と明らかになっていくトラウマとなっている過去と現在の繋がり。重たいとにかく重たい、だから早く終わって欲しい、でも長ーい。 娘には腹が立つ場面が多かったが親は愛されなくても子供の幸せを願っているのだよ。
サスペンスより親子関係
過去の潜入捜査でトラウマを負った女性刑事が、その時の犯人を追うストーリー。 二コール・キッドマンがくたびれた中年女性刑事をしっかりと演じた作品。他の方のレビューを観ると賛否が分かれているようですが、個人的には高評価です。 親子関係の描き方が秀逸ですね。娘が悪い道に堕ちて欲しくない気持ち、でも自らの姿に説得力がないことも自覚していて・・・上手く説得できないその苛立ちをキッドマンが良く表現出来ているように思います。 サスペンスとしては、少々分かり難い。ラストを観て、改めて最初からみれば分かるところもあるのでしょうが、映画としては少しやり過ぎのようにも感じます。 私的評価は、やや低めの標準です。
つまらない
ストーリーもありきたり。ニコール主演も頂けない。セバスチャンのみ良かったよ。 ニコールあんな綺麗だったのに、整形後は昔の面影なし。メイクで酷い顔演じてても違和感なし。 昔の作品は結構好きだったんだよ。
中途半端が大嫌いだ‼️❓
ニコールキツドマンがゴールデンなんとか賞なので観た。 まず、シナリオが最悪、無駄な展開、伏線のようで回収されず、セリフのセンスが不味すぎる。 後味が悪すぎる、意味不明なヒロインの行動、最悪でも最低でもない、中途半端。 多分、ゴールデングローブ賞❓買収とか偏見まみれなんでボイコットされてるらしい、最近。 ニコールが観たければどうぞ、セロンよりは数段演技は落ちるけど、話のタネぐらいにはなるかな。 前半は気を持たせるから良いけど、後半は寝落ちするか、イライラするかも。 暇なら、どうぞ。
そういう流れなの。
とにかくニコール・キッドマンの汚れ役がとにかく似合わない、演技力はあるのに。 それにストーリー展開も退屈。でも冒頭からのつながりがわかると、とても面白い。 「あーそういうことだったのか」って評価が少し変わってくる。 途中で諦めずに見て良かったと思いました。
時系列フェイクですやん、これw
展開に緊迫感無いし、街のギャング風情がマシンガンで武装してるってのもアレだし。最後もドンデン返しと言うより詐欺に近いし。 ドキドキも無いし、ハッとする謎解きも無いし、イマイチでした。 FBIの潜入捜査官が必要な、連邦レベルの巨大犯罪組織なの?これ。と言う時点でナシでした。 気を取り直して次、行こ!
銀行強盗潜入刑事ものに外れ無し
ケビベー化&ションペン化するニコキド(演りたい役をやっと演った感)によるハードボイルドの秀作。 レザボアドッグス、ハートブルーと外れ無き銀行強盗潜入刑事ものにまた一本。 老若サラ顔とカイル顔ゆえもありターミネーター 1.2感も。 私的年テン入り。
期待を下回りました、いや期待しすぎた?
ようやく観れました。 期待は下回ったかなー、残念ながら。 その期待はひとえにニコールキッドマンに対してなんですが。 見たことがないニコールキッドマン、、、うーむ、確かに今までになかった役どころっすよね。汚れ役っすよね。序盤、なかなかのシーンがありますが。 けどなー、悲壮感、やさぐれ感、切羽詰まった感ないんだよなー。 結構な背徳、背信の過去背負ってる割には、、、、なんだよなー。雰囲気だけ演じてる感じ。 MOTERの長澤まさみを観てる気分。 もっともっと主人公の過去、心情掘り下げて人格破壊するくらい追い込んでも良かったのでは? お話の展開は良いです。 ラストに、なーるーほーどー!な結末。 よく考えられていると思います。 ただ、全体的に中途半端な感じ。 突き抜け感がないです。どんな色の作品にしたかったのかなー?って感じ。
すいません。
すみません。 ねちゃいました。 寝ては起き、スクリーンを見つめるとまた睡魔が。 その繰り返し。 だからといって、さほで寝不足状態ではありませんでした。 僕にとっては本能的に入り込めない作品だったということです。 ちなみに過去と今、どっちのキッドマンが今のほんとのニコール・キッドマン?
スケボーは夢を見る
キッドマンが新たに挑んだ新境地の作品。しかし、色んな伏線をちりばめた割には、どうもとっちらかってる印象が否めない。特に前半は。 後半になって、前半に撒いた伏線が徐々に明らかになるのだが、その部分はそれなりに緊迫感等があり楽しめた。 が、最後のオチで冒頭の車の中にいる部分と、ラストの車に居る部分が結局、そこだけが進行形で、あとは全て回想部分だったていうのには、ちとビックリ。というか捻りすぎか? ただ雪山のシーンのくだりは無駄なカットだろう。 後半のくだりのシーンが冴えていただけに前半の相関図も含めて、ごちゃごちゃした感があったのは残念だった。
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