ストレイ・ドッグのレビュー・感想・評価
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ずっとこんなキッドマンが見てみたかった
照りつける陽光、ザラついた手触り、汗とアルコールの匂い。その全てが混ざり合った臨場感にむせ返りそうになる中で、時を追うごとに高まっていくものがあった。それは「こんなニコール・キッドマンが見たかった!」という強い思いだ。特殊メイクでシワやシミや肌のたるみを加え、ぶっきらぼうな仕草や度胸の据わった眼光を放つ彼女は、なりふり構わず突き進む装甲車のよう。とは言いつつ、決してこれ見よがしな変貌ぶりではなく、抑制が効いている。このあたりのさじ加減が絶妙なのも、彼女とカリン・クサマ監督との相性の良さゆえか。一方、ストーリーはなかなか手の内を見せず、語り口も油断ならない。交錯する過去と現在。因縁の強盗事件。打ち明けられることのなかった事の真相。謎が持続する中で、中盤ごろ投下される白昼の銃撃戦もドライで胸にガツンと響く。それほど大きな物語ではないが、手狭な世界観の中で極めて鮮烈に火花を散らせた秀作と感じた。
罪と贖罪
自分の罪に対する贖罪の映画でおじゃるよね。
子供を背負う姿は十字架を背負った殉教者そのものに映るでおじゃる。
ラストの鳥は天使であり、罪に対し赦されるというキリスト教的宗教映画だと
感じたでおじゃるよ〜
そう考えると、サイラスはただの悪役ではなくあの方のメタファーに感じてくるから
不思議でおじゃるね。
彼女の演技
が良かったです。
ストーリーも映像も悪くなかったです。
が、エンディングがイマイチ消化不良かな。
だらだらせず、スパッと終わったら余韻に浸れたと思う。
キッドマンさん、これからも期待してます。
ディンチさんのように末長く演じてほしい。
それにしても、邦題つけたの誰?
◯鹿すぎる‼︎
むらさき
最初あのやさぐれた女性刑事がニコールさんだと分からず、若い時分の描写であーと分かった次第。サラ・コナーかと思った。あんなメイクを施す必要があったのだろうか?
途中までちんぷんかんぷん、段々と明らかになっていくトラウマとなっている過去と現在の繋がり。重たいとにかく重たい、だから早く終わって欲しい、でも長ーい。
娘には腹が立つ場面が多かったが親は愛されなくても子供の幸せを願っているのだよ。
サスペンスより親子関係
過去の潜入捜査でトラウマを負った女性刑事が、その時の犯人を追うストーリー。
二コール・キッドマンがくたびれた中年女性刑事をしっかりと演じた作品。他の方のレビューを観ると賛否が分かれているようですが、個人的には高評価です。
親子関係の描き方が秀逸ですね。娘が悪い道に堕ちて欲しくない気持ち、でも自らの姿に説得力がないことも自覚していて・・・上手く説得できないその苛立ちをキッドマンが良く表現出来ているように思います。
サスペンスとしては、少々分かり難い。ラストを観て、改めて最初からみれば分かるところもあるのでしょうが、映画としては少しやり過ぎのようにも感じます。
私的評価は、やや低めの標準です。
これ、ニコール・キッドマン!?
というくらい、シミやシワの特殊メイク。物凄い辛い過去を背負って生きてるのだろうなというのが革ジャンから伝わってくるほど、くたびれてるニコールの演技。しかし、眼光は鋭く、夫を殺した犯人を追う執念、また、娘につく悪い虫への敵意は凄味があった。徐々に彼女の過去、過ちが明らかになり、本当のことを娘に言えなかったこともわかる。しかし、ラストの時間軸の逆転には驚いた。彼女はこのまま死んでしまったのだろうか。一時でも悪に手を染めてしまったことから、幸せになれなかった。ニコール迫真の演技だった。
つまらない
ストーリーもありきたり。ニコール主演も頂けない。セバスチャンのみ良かったよ。
ニコールあんな綺麗だったのに、整形後は昔の面影なし。メイクで酷い顔演じてても違和感なし。
昔の作品は結構好きだったんだよ。
「成功に必要なものを知っているか?」「再起する力だ・・」
映画「ストレイ・ドッグ」(カリン・クサマ監督)から。
FBIが絡んだ話なのに、いまいち地味な展開で、
インパクトのあるセリフも少なかった気がする。
そんな中で、気に入ったシーンを2つ。
警察官の相棒になる相手と、こんな会話をする。
「キスしよう」「なぜ?」
「慣れたい、人前で動揺しないようにさ、本気だ」
「わかった、キスを楽しむふりは?」「たぶんできる」
周りの目をが気になり、思った行動ができなくなるのを防ぐため、
人前でキスをする・・なるほど一理ある。
その心の動揺こそ、企みを失敗させる要因だと理解した。
一番、気に入ったのは、
「成功に必要なものを知っているか?」と問いかけて、
「再起する力だ。失敗にくじけず、人生を築き・・」と続けたセリフ。
ありふれた会話だけど、このフレーズがなぜか輝いていた。
たぶん、東京2020オリンピックで、多くの方に期待されながら、
メダルを逃した選手が、申し訳ない・・大粒の涙を流すシーンを、
観続けたからかもしれない。
アスリートだけでなく、普通の生活をしている私たちでさえ、
いろいろことに失敗し、立ち上がれなくなることもある。
しかし、その後に大切なのは「もう一度・・」と強い気持ちで、
自分と向き合い、立ち上がってくることだ、と諭された気がする。
漫画「あしたのジョー」の丹下段平の決め台詞。
「立て、立つんだジョー」がふと浮かんでしまった。(汗)
毎回、思い通りにいくなんてありえない。
「成功したかったら、成功するまで何度も立ち上がること」
結局は、これに尽きるのかなぁ。
中途半端が大嫌いだ‼️❓
ニコールキツドマンがゴールデンなんとか賞なので観た。
まず、シナリオが最悪、無駄な展開、伏線のようで回収されず、セリフのセンスが不味すぎる。
後味が悪すぎる、意味不明なヒロインの行動、最悪でも最低でもない、中途半端。
多分、ゴールデングローブ賞❓買収とか偏見まみれなんでボイコットされてるらしい、最近。
ニコールが観たければどうぞ、セロンよりは数段演技は落ちるけど、話のタネぐらいにはなるかな。
前半は気を持たせるから良いけど、後半は寝落ちするか、イライラするかも。
暇なら、どうぞ。
そういう流れなの。
とにかくニコール・キッドマンの汚れ役がとにかく似合わない、演技力はあるのに。
それにストーリー展開も退屈。でも冒頭からのつながりがわかると、とても面白い。
「あーそういうことだったのか」って評価が少し変わってくる。
途中で諦めずに見て良かったと思いました。
時系列フェイクですやん、これw
展開に緊迫感無いし、街のギャング風情がマシンガンで武装してるってのもアレだし。最後もドンデン返しと言うより詐欺に近いし。
ドキドキも無いし、ハッとする謎解きも無いし、イマイチでした。
FBIの潜入捜査官が必要な、連邦レベルの巨大犯罪組織なの?これ。と言う時点でナシでした。
気を取り直して次、行こ!
いいね
ずっと好きだったけど、ついにこんな役もやるようになったのね。
物足りず
ニコール・キッドマンあり気の感じで内容的には微妙でした。
銀行強盗潜入刑事ものに外れ無し
ケビベー化&ションペン化するニコキド(演りたい役をやっと演った感)によるハードボイルドの秀作。
レザボアドッグス、ハートブルーと外れ無き銀行強盗潜入刑事ものにまた一本。
老若サラ顔とカイル顔ゆえもありターミネーター 1.2感も。
私的年テン入り。
ニコール・キッドマン偉い!
他の方も書かれているように、雪のなか娘を背負って歩く回想シーンとか、ストーリーのよく分からない部分が幾つかある。更に言えば、17年前に、見るからに小規模の銀行ギャング団に潜入捜査する必要があったのか?たまたま大きなヤマに当たったようだが、そうでなければ、リスクの割に得るものが少なすぎるのでは?麻薬組織に潜り込むなら分かるけど。
そういった事は兎も角、特殊メークのハードボイルドおばさんキッドマンが、病身に鞭打ってギャング団のボスを追い詰めて殺す執念の演技に感心した。カサマ監督の演出も上手い。死の直前に汚いお腹を見せたり、犯人の居場所を探る為に性的行為を要求され応じるなど、そこまでやる女優根性に感心。
数日前に観た「ホテルローヤル」の、最後に松山ケンイチとセックスしない残念な波瑠のきれいごと演技とは大違い。さすがキッドマン、米国女優のレベルは日本とは大違い。だから日本映画はつまらないのが多いだろうな。
老け顔
構成は◯だったけど、内容が…X
結局、彼女にはなんの正義もなかったかのように思う。いわゆる復讐劇なわけなのだけど…どちらかと言うと過去の精算のような側面もあって、主人公の衝動にいまいち乗っかれなかった。
確かに今までにないキッドマンではあったけど…この主人公や脚本のどこに魅力を見出したのだろうか?
冒頭キッドマンの顔が70歳くらい見えて…現役の刑事だよな?と戸惑う。
物語が進むにつれ、どおやら推定40代後半なのだけど、それにしても老け過ぎだろ?
アクションも無ければ、エピソードも薄く…特殊メークくらいしか見るところがなかった。
たまに目にする「脚本の全貌を追っていくミステリー」みたいな作風なんだけど…どおにも退屈だった。
期待を下回りました、いや期待しすぎた?
ようやく観れました。
期待は下回ったかなー、残念ながら。
その期待はひとえにニコールキッドマンに対してなんですが。
見たことがないニコールキッドマン、、、うーむ、確かに今までになかった役どころっすよね。汚れ役っすよね。序盤、なかなかのシーンがありますが。
けどなー、悲壮感、やさぐれ感、切羽詰まった感ないんだよなー。
結構な背徳、背信の過去背負ってる割には、、、、なんだよなー。雰囲気だけ演じてる感じ。
MOTERの長澤まさみを観てる気分。
もっともっと主人公の過去、心情掘り下げて人格破壊するくらい追い込んでも良かったのでは?
お話の展開は良いです。
ラストに、なーるーほーどー!な結末。
よく考えられていると思います。
ただ、全体的に中途半端な感じ。
突き抜け感がないです。どんな色の作品にしたかったのかなー?って感じ。
大当たり
さほど期待しないで観に行きましたが これは 大当たり。
脚本の構成が お見事。
これは 一度無防備に観て 二度目で色々と確認してほしい。
すいません。
すみません。
ねちゃいました。
寝ては起き、スクリーンを見つめるとまた睡魔が。
その繰り返し。
だからといって、さほで寝不足状態ではありませんでした。
僕にとっては本能的に入り込めない作品だったということです。
ちなみに過去と今、どっちのキッドマンが今のほんとのニコール・キッドマン?
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