「実際にあった事件の限界。」L.A.コールドケース よしさんの映画レビュー(感想・評価)
実際にあった事件の限界。
90年代のアメリカで発生した人気ラッパーの殺人事件を調べる刑事と新聞記者の物語。
実話をもとにした作品のようですね。名優ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーの名演が光ります。
単純な犯人捜しではなく、過去に囚われた二人の中年男性の悲哀と執念を上手に描いた佳作だと感じました。
ただ、解決していない事件をもとにしたの映画は、題材として難しいように感じます。
制作側としては工夫を凝らせたラストだったと思うのですが、それでもカタルシスを感じるには弱く、モヤモヤとした印象を持ってしまいまいした。
殺された二人のラッパーに興味や愛着があれば評価も変わるのかもしれませんが、まったく知識がない私としては感情移入のし難さを感じたことも影響したのかもしれません。
私的評価は普通にしました。
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