「祖国を裏切っても…」ジョーンの秘密 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
祖国を裏切っても…
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平和を願うために敵国に機密情報を送る。彼女の平和への思いは並々ならぬもの。映画の元ネタ、メリタ・ノーウッドは元々共産主義者であり、少し映画と異なるようだが、ソ連からの報酬は受け取っていないという。映画は恋人から利用されるようにスパイ活動に誘われたり、不倫の末、夫になる科学者が彼女の身代わりで逮捕されたり、息子に弁護を頼んだりと脚色があったが、もう少しドラマチックにした方が面白かったと思う。しかし、原爆の情報をソ連に渡したからこそ、米ソの力関係が均衡し、結果原爆を使った戦争は起きていないというのはなるほどと思ってしまった。ソフィー・クックソンは横山めぐみに似てるとも思った。
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