「ジョーンは正しかったのか...?」ジョーンの秘密 hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)
ジョーンは正しかったのか...?
75年前、長崎に原爆が投下された今日に導かれるよう観賞。
「ヒロシマ」
マットとの面会でジョーンが泣きながら発した耳慣れた日本語に
胸がギューっと締め付けられた…。
ジョーンは正しかったのか...?
観終わった後、いろいろ考えるんだけど、
自身の考えがまとまらず思考がグルグルするばかり。
平和を望む気持ちは解る。
ただ、ソ連とイギリスが同等の力を持てば戦争は起らないという考えは短絡的過ぎないか?
だったら、両方ともが開発できない方向に持って行くことはできなかったのか?
女性蔑視の著しい時代の中で自分の知識を認められたかったという気持ちは少しもなかったのか?
あの時代のあの状況の中にいたら、ああするしかなかったのか?
自分の正義を信じた行動に彼女は揺るぎがひとつもない。そして、息子はそれを信じた。
こんなふうに文字にしていてもグルグルして、思考がまとまらない。
ただ、二度と広島や長崎のような悲劇が起こってはいけないと強く思った。
ジュディ・デンチとソフィー・クックソンが素晴らしかった。
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