「POISON KISS」ジョーンの秘密 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
POISON KISS
半世紀以上前の核兵器開発の情報漏洩の疑いで2000年に逮捕された、80代のイギリス人スパイばあばの話。
いきなり主人公の連行から話は始まり、取り調べで、外務事務次官のウィリアム・ミッチェル卿の死後にみつかった、ケンブリッジ大学の資料のことを告げられて1938年からの出来事を回想していく。
当時のイギリスとソ連との関係からなるバリバリ共産主義の友人達との出会いと交流や、主人公の専攻と携わり活躍する仕事とのことか、全て計算?KGB恐ろしすぎる…。
均衡と竦みが先か恋情が先か、信念か感情か、どこまでが演出でどこまでが事実かは判らないけれど、ある意味女性らしい強い意志と流されやすい弱さを合わせ持つ主人公の行ったことは、それがどこまで影響したかも判らないし、知っていたらそれ程感じないだろうけど、衝撃の事実。
当時もの凄く恐ろしいことを行ったのは確かだけど、2000年にもなっての記者による赤だの何だの非難はただの炎上狙いか愛国心か。
それによって今の均衡があるのは事実だしね。
この様なことがあったことも、主人公のことも何も知らなかった自分には、意外だしスリリングだし面白かった。
どうでも良いけど、ゲバラマグカップは狙い過ぎw
コメントする
ニコさんのコメント
2020年8月8日
レビューにコメントありがとうございます!
ほんとゲバラマグは公式見て腑に落ちました。
ちなみにペンダントのくだりも、やっと使うんかい!いや使わんのかい、と心でツッコミ入れてしまいました笑