「いつの時代の話?と思いながら。」バルーン 奇蹟の脱出飛行 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
いつの時代の話?と思いながら。
一言「スリリングでドキドキ&ハラハラ!」
予備知識全くなく見ました。
話は簡単。「社会主義の東ドイツから、自由の国・西ドイツへ脱出したい」。
そんな親子2組が、どうやって成功させるか否か(邦題ネタバレしてるけど)。
①バルーンを作って出発したけど、準備不足で落下。
②アメリカ大使館に助けを求めようとしたけど(亡命)、うまくいかない。
では登場人物たちの次の手は。
③もう一度、バルーンの精度を上げて出発する。
もう一回やるんかい!。
①で捨てていったバルーンや遺留物があり。
③の巨大バルーンを作るにも、生地が膨大に必要。
やばいよやばいよ!。
周囲の人が秘密警察に思えたり、反逆者の尻尾を捕まえようと軍が躍起になったり。
音楽も重たい低音で、「実現しっこないよ」感満載。心臓に悪い。
クライマックスシーンは、なんか泣けました。
自由が当たり前じゃなかった時代も、あったんだねって。
でもずっと考えてました。これはいつ頃の話なんだ?。
ラストは10年後。ベルリンの壁崩壊のニュースに涙する夫婦。
つまりたった40年前くらいの話。
エンドロールの証拠写真や、明るい音楽が印象的でした。
ベルリンの壁崩壊を知っている世代に。おすすめです。
コメントする