ANNA アナのレビュー・感想・評価
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リュック・ベッソンも焼きが回ったか?
冷戦真っ只中のCIAとKGBの直接対決というスケールのデカいストーリー。
にも関わらず、最新のVFXを多用しまくりのアクションシーンはかえって陳腐に映ってしまっている。
時系列が行ったり来たりの展開も観客がちゃんと付いて来れるか試しているようなあざとさを感じる。解説調で同じシーンを繰り返すところなどはその象徴。
30年前のパソコンにUSBメモリを使用している一見、あれ? という場面もジョークのつもりで入れたのだろうが完全にスベってる。
小手先で色々と新機軸を打ち出してるように見せながら、主演に自身の好みの女優を使うのは30年来変わらないいつものパターン。
スーパーモデルのサッシャ・ルスがバストトップまで晒して体を張ってるのは評価出来るが作品自体は全体的に軽いと言わざるを得ない。
サッシャ・ルスといえば、圧倒的な美貌を持ちながら、どことなく親近感も感じさせる不思議な魅力を持っている。調べたら、極東ロシアの出身とか。もしかしたら、日本人と同じモンゴロイドの血が入っているのかも知れない。(少なくとも純然たるスラブ系ではないと思う)
リュック・ベッソンらしくない作品
リュック・ベッソンの戦うヒロインは、いつも強いイメージなんですが…。このアナは、殺し屋になる前は、字も読めないような女性でしたね。そういうところ、好感持てるな…と思いながら観てました。
それから、二転三転するストーリーも、珍しいと思いました。ストーリーが進んでは、3ヶ月前とか、半年前とか、5年前とか、真相を明かしていく。なかなか、面白かったです。KGBやCIAの間で、ダブルスパイみたいなことしてましたが、ハラハラドキドキしました。
個人的には、リュック・ベッソンらしくない作品だなぁ…と思いましたが、ただ、暴れるだけではなくて、ストーリーも、なかなか良かったです。サッシャ・ルスは、シーンごとに、顔が違っていて、そこも良かったです。
最近流行りの女スパイ
騙されるオトコ
ヒロインがいい
軽快、痛快、女スパイ!
やっと映画館も営業再開し、コロナ自粛明けの一発目として選んだのが本作です。なんでもいいから新作が見たいと思って足を運んだのですが、冒頭から緊張感高まる映像で、そのままあれよあれよという間に引き込まれていきました。
特徴的なのはその展開で、時系列で進行せず、時間を行ったり来たりというのが最後まで続きます。わりと早い段階から時間が正確には追えなくなりましたが、さほど問題はありませんでした。それより、何度もある時間の巻き戻しギミックが、女スパイの活躍をおもしろくしていると感じました。
脚本はよく練られていて、複雑な展開をわかりやすく、かつダイナミックに描いていると感じました。やや後出しジャンケン的なところがないわけではないですが、テンポがいいのであまり気になりませんでした。
そして何より秀逸なのは、どんでん返しのギミックを楽しむだけの映画ではなく、アナの人物像を掘り下げ、彼女の生き方や求めるものを、ブレることなく描き切っているところにあると思います。むしろこっちをメインに描き、時間軸の移動やどんでん返しは最小限に留めたほうがよかったのではないかと思うくらいです。
それにしても、相手のわずかな動向から背景にあるものを読み取る、諜報員たちの洞察力には恐れ入ります。本物の諜報員とは、かくもすごいものなのでしょうか。常人なら秒で丸裸にされそうな恐ろしさです…。
とにかくやり手な主人公
主人公はいかにもリュック・ベッソンが好きそうな、一般受けは難しい美人から少し横道にそれたスッピンモデルみたいな顔で、且つ胸が豊かではないスレンダーな人です。
その彼女がとにかくやり手なんです。
身体的な潜在能力の高さもさることながら、何よりメンタルが凄い。
体の線は細いのに、精神はとにかく図太い。
しかもそんな素振りも見せずに、利用できる人物はすべて利用する。しかも、ついでに自分の欲望も満たしてしまうという、やり手さんです。
内容的にもリュック・ベッソン全開ですね。
過去の映画のシーンのつぎはぎ感は無くはないですが、それを差し引いても最後まで飽きさせずに見せてくれます。
ただ、ビックリするような展開はないです。が、娯楽作品としては上手くまとまっています。
リュック・ベッソン監督のスパイアクション
ノリがちょっと軽いかな・・・
リュックベッソンとは波長が合う
既視感…
どうしてもベッソン監督の名作『ニキータ』が脳裏をかすめる。
もちろん細部は違うが、それでも──ろくでもない底辺の生活をしていた女性が国の組織に拾われ、訓練によってヒットマンとして生まれ変わり、殺伐とした世界へ身を投じるが、やがてそんな生活にも嫌気がさして自由を渇望するようになっていく──というアウトラインは、まるっきり同じ。
良く言えば“今の時代に相応しく、洗練された21世紀版『ニキータ』”だが、悪く言えば“『ニキータ』の焼き直し”に過ぎない。
つまり、いずれにしても『ニキータ』の印象が付いてまわり、そこから脱却あるいは昇華できていない。
狂気の中に愛情を置き、愛情の中に狂気を置く、激情入り乱れる演出とストーリー運び──それこそがベッソン作品の真骨頂だと思っているが、今作ではそういった演出は鳴りを潜め、現在と過去を行ったり来たりするサスペンスフルな展開に全振りした感がある。
それ自体は悪いことではないが、少なくとも私が期待したものとは違うものだった。
アクションはテンポが良く、それなりに見応えがあり、悪くなかったように思うだけに残念さが際立つ。
かなり以前から感じていたことだが、ヤキが回ったか、ベッソン…。
リュック・ベッソン大好き!
邦題は「アナ」となっているがANAは航空会社でありどちらかと言えば「アンナ」。大好きなリュック・ベッソンの「ヴァレリアン」以来の監督作である。女アサシン東西二重スパイものなので面白く無いわけがないと思って観たのだが期待の倍ぐらい上を行ってくれる面白さでしかも前後両隣が空いているでかいスクリーンでの今の暗闇映画鑑賞は楽しくて仕方ないのだ。ドラマ自体はまあありがちで「アトミック・ブロンド」の焼き直しと揶揄されても仕方ないとは思う。しかし、こんな映画なら何度でも焼き直していただいて結構。モデルのサッシャ・ルスはそれはそれはカッコ良くて「女好き」リュック・ベッソンはとことん彼の美のイデアを追求し続けていてブラボー! 惚れているからこそだと思う。
メッチヤ面白かった!
「チェックメイト」のスカッと感がハンパ無い!
出だしは目まぐるしい展開。
これに加え時系列も入り乱れ状態。
本作に追い付いて行けるのか?
そんな不安もすぐに払拭されて面白かった!
全ての出来事にその理由がある観せ方が面白い!
正にネタバレ満載なストーリー。
アナ役のサッシャ・ルスさん。
モデルだそうでメッチヤ綺麗。
これに加えアクションシーンもカッコ良かった!
KGBとCIAの入り乱れ感も凄かったんだけど、とにかく解りやすい展開で何も考えず楽しめた感じ。
本作。どうやってクローズするのか気になる展開なんだけど、「チェックメイト」でスッキリ満足!
監督はリュック・ベッンソンさん。
この手の作品は好みなんだけど、今までのテイストとは違って新鮮で楽しめました( ´∀`)
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