劇場公開日 2020年6月5日

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「リュック・ベッソンも焼きが回ったか?」ANNA アナ 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5リュック・ベッソンも焼きが回ったか?

2020年6月20日
Androidアプリから投稿

冷戦真っ只中のCIAとKGBの直接対決というスケールのデカいストーリー。
にも関わらず、最新のVFXを多用しまくりのアクションシーンはかえって陳腐に映ってしまっている。
時系列が行ったり来たりの展開も観客がちゃんと付いて来れるか試しているようなあざとさを感じる。解説調で同じシーンを繰り返すところなどはその象徴。
30年前のパソコンにUSBメモリを使用している一見、あれ? という場面もジョークのつもりで入れたのだろうが完全にスベってる。
小手先で色々と新機軸を打ち出してるように見せながら、主演に自身の好みの女優を使うのは30年来変わらないいつものパターン。
スーパーモデルのサッシャ・ルスがバストトップまで晒して体を張ってるのは評価出来るが作品自体は全体的に軽いと言わざるを得ない。

サッシャ・ルスといえば、圧倒的な美貌を持ちながら、どことなく親近感も感じさせる不思議な魅力を持っている。調べたら、極東ロシアの出身とか。もしかしたら、日本人と同じモンゴロイドの血が入っているのかも知れない。(少なくとも純然たるスラブ系ではないと思う)

藤崎修次