劇場公開日 2020年6月5日

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「自粛明け1本目の映画としては最適、予想以上に面白かった!」ANNA アナ けいちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5自粛明け1本目の映画としては最適、予想以上に面白かった!

2020年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

3/20以来で6/12の仕事帰りに映画を映画館で観ました。やっぱり映画は面白い、そして映画館で見るべきだと再確認できました。
 実はあまり期待していませんでしたが、思いのほか面白かった。やはり力量のある監督は違います。スピード感、アクション、ストーリー展開いすれも、とても映画らしい映画であり、映画館で観てこそ楽しめると思います。
 繰り返し時間を巻き戻して説明を加えるのはわかりずらくなる、という感想を持つ人もいると思いますが、僕は説明をしてくれることでひとつひとつ納得がいくので、むしろ理解し易かったです。ほかのレビューにもありましたが、時間軸の起点が1990年であることを意識して鑑賞すれば、混乱しないで楽しめます。
 過去に観たスパイ映画ではいつもKGBのエージェントは冷酷無比でほとんど感情ない、というのがステレオタイプですが、この映画では主人公がKGBのためか、やたらと殺人を犯しますが、案外KGBも人間臭くて良いです。ちなみに数年前に観たMI6もでてくる、やっぱりUSBが鍵になるスパイ映画「われらが背きし者」のロシアンマフィアのほうがよほど不気味で何を考えているのがわからず怖かったです。
 ただ、1990年と考えると、いくら現代スパイ映画の定番とはいえ、USBがでてきたり、KGB長官の机にある、IBMのThinkPad?と思われるラップトップPC(キーボードの中央に特徴的なボッチがあるようにみえる)がでてくるのは、いくらなんのでも時代考証をきちんとしろ!と、つっこみたくなりますが(知らないうちに時代が飛んで、2000年代になった?とも思えませんので)・・・・多めに見てあげましょう。
 それでも、お勧めの映画です。やっぱり映画館で観る映画は最高です。

けいちゃん