劇場公開日 2020年6月5日

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「怒涛かつ痛快なラスト。圧巻のアクションムービー!!」ANNA アナ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0怒涛かつ痛快なラスト。圧巻のアクションムービー!!

2020年6月29日
PCから投稿

怖い

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:アクションは勿論のこと、先の読めないラストの怒涛の展開が、観ていて非常に痛快。男性陣の浅はかさと対比するように描かれる、女性ならではのしなやかさや強さも印象的。
否:序盤はやや退屈な展開。ラブシーンやグロシーンもかなり多いので、苦手な人には向かない。

 一言でいうなら、「ザ・リュック・ベッソン監督作品」といった映画です(笑)。物語の前半では、KGBに見出されたヒロインが、その能力を遺憾なく発揮しながら、殺し屋として成長していく姿が、等身大で描かれていきます。そして後半では、CIAの罠にはまってしまったヒロインが、実行不可能なミッションをどうやって成し遂げていくのか、その緊迫感溢れるストーリーに、観ていて手に汗握ること請け合いです。
 それから何といっても、ラストへの二転三転して先が読めない怒涛の展開は、まさに圧巻です。四面楚歌の絶体絶命な状況に陥りながらも、戦うことを決してやめないヒロインが、果たしてどんな結末へ辿り着くのか、是非実際にご覧になってみて下さい。
 ラブシーンが結構あったり、グロシーンもかなり多かったりするのが難点ですが、基本的にはスパイ映画等アクション好きな方は、観ておいて損はない作品といえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド