宇宙でいちばんあかるい屋根のレビュー・感想・評価
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ポスターの彼女に惹かれて
ここ最近主人公の女性を下から撮ったポスターを
続けてお二人見かけてるけどどちらも惚れ惚れするほど綺麗。普通女性を下から撮るのは嫌がられると思うんだけど。
で、清原果耶さん。
「僕は明日、昨日のきみとデートする」も見てた。ドキドキした。
「ユリゴコロ」も見てた。ゾクゾクした。
今まで主人公の少女時代を好演されててようやく主演映画。待ちかねてました。表情から何から何まで一挙手一投足から目が離せない。
学校の友達との関係性とかお隣のお兄ちゃんへの恋心に疑問符もつく(好きな人の奏でる楽器音なら飛び起きない?)けどそれは脚本の問題だから。
ただシャワーシーンとか制服のスカート落とすシーンとか要る?
年齢差のある中学生役も違和感ないな。「渇き。」の
小松菜奈さん同様。同じ年頃の子が等身大で演じても好演とは違うと思うから。
あと、まこと役の彼、天気の子の声優さん?森七菜さんが大ブレイクしたのに比べるとあまり出ていなかった感じだけど良かったな。もっと見てみたい。
清原果耶はスゴい
心が浄化される暖かくなる
優しい涙
主演が注目の女優さんで、久しぶりに邦画を見ました。
邦画はいまいち世界観に入り込めずあまり見ないのですが、心からいい映画を観たなという満足感を得られました。
キャストがみな素晴らしい。配役びったり。他の方も書かれていましたが、樹木希林さんに合いそうだなと思っていましたが、桃井さん素晴らしかった。夏木マリさんとか、倍賞美律子さんとかだとまた違うんだよな。桃井さんのちょっとやんちゃで謎な感じが本当に良かった。あの舌ったらずの猫なで声が正直得意じゃないんだけど、全く気にならず、キャラにぴったりだったと思います。
清原果耶ちゃん、個人的には強気に喋る所とかちょっと無理やり感があった気もしますが、(朝ドラとか時代劇でばっか見てたからかな)気持ちの変化の繊細な表現や、なんといっても泣きの演技が本当に素晴らしい。大事にしていって欲しいな。
親子二人でつばめの部屋で話すシーンは優しさに溢れていて、羨ましいなとさえ思える家族の在り方でした。
伊藤健太郎君、バンジョー本当に演奏してるのかな?爽やかなお隣のお兄さん自然でした。
ファミレスでの誠君、最高でした。可愛いとこあるじゃん。
終始暖かい空気の映画で、いまの若い子達にもスマホの世界ではなく、こんなひと夏のファンタジーが訪れるといいなと思いました。
清原果耶かわいいぜ
思ってた以上の感動!
君も明日は恒星になり得るよ
優しい幸せに満ちていた作品。
洋画の何かで視たような始まり方と言われればそうであるが、ファンタジックでパステルカラーな青春を彩るのには素晴らしいチョイスだったのかな?と。
伊藤健太郎くんはそもそも好きで、「カラーアウトオブスペース」をTVで激推ししてる件からさらに個人好感度ウナギ登りだったのですが、安定感抜群。まんまと言われればそれまでだけれども、今回の作品は其々の「まんま」が気持ちよくラストまで我々を引っ張って行ってくれる感じだったので、むしろ正解でしょうね。
シーン切り替えのアイキャッチよろしく、絵手紙の様な柔らかい画を使うのも気持ち良かったですね。自分の正解や後悔も含めて若者に何かを伝えられる年寄りになりたいものだな、なんて感じ入ったオッサン独りでした。
優しいメルヘン
この映画はメルヘンな家族のそれぞれの思いが織りなす、優しさ溢れる物語です。家族の個性を屋根の明るさや色であらわしている所に、新しい魅力があります。桃井かおりが、幽霊となっていて、孫に会いたいという望みを、清原が叶えてあげるのです。その前には、桃井にいろいろ助けられるので、その恩返しとして清原が歩き回ります。そんなことをしているうちに、自分の家庭の中にあった継母との葛藤も、ちゃんと成長して乗り越えていきます。爽やかに彼女が成長する姿に号泣です。最後の桃井との別れを観ているうちに、嗚呼、桃井は清原が強い女性に成長していくための守護霊の役割を果たしているんだなと思いました。家族を大切にと桃井や伊藤に言われる清原が、素直に聞いて良いところを伸ばしていくところは、爽やかすぎます。歌も清原が歌い、主演ですから、清原のための映画であるような気もしました。
バンジョーはわたしが知る限り宇宙でいちばんうるさいアコースティック弦楽器
ディアンドナイト、新聞記者の真面目な社会派監督が撮った映画。脚本をちゃんと自分で作る監督ですね。ファンタジーを原作とする今作ですが、ゆったりとした味わいのある作風がやっぱさすがです。骨のあるロマンチストなんでしょうね。
清原果耶は歌もいいです。声も清純。薬師丸ひろ子以来の感動かも。ディアンドナイトでもRADWIMPSの作った挿入歌を歌っていたそうですね。気が付かなかったけど。今回はすぐ気が付きました。彼女の映画はディアンドナイト、いちごの唄以来ですが、NHKのテレビドラマ透明なゆりかごは毎週録画していました。本作でも、恐る恐る赤ちゃんを抱く果耶ちゃんが見れました。抜群の透明感とちょっと非対称の眼がたまりません。
伊藤健太郎もNHKドラマ アシガールのわかぎみ役がよかったなぁ。あれもファンタジー作品でした。
映画の冒頭、伊藤健太郎が鳴らすバンジョーの音が聞こえる。バンジョーはわたしが知る限り宇宙でいちばんうるさいアコースティック弦楽器。あのくらいの閑静な住宅地でも大変な迷惑です❗アルペジオピッキングでゆっくり弾いていましたけど、カラダ全体で弾いたらどんなことになるか。初恋どころじゃなくなりますよ。でもね、足の一本や二本、果耶ちゃんが毎日付き添ってくれるならどーってこたぁありません。
あのスケボー野郎、意外といいやつでした。清原果耶にビッチなんていうやつはバチ当たれと思っていましたが。桃井星ばあちゃんとの会話で果耶ちゃんの辛辣なセリフにビビッと来てしまったMなアタシを発見。怒った顔も良いです。
桃井さんこれからばあちゃん役増えそうです。
美しい透明感
14歳の少女らしい心模様が丁寧に描かれていた。
星ばあが桃井かおりによって、原作以上に現実味を帯びて映画の中で動いていたのには驚いた。小汚い感じの捻くれたバァさん、近くに居そう。
この小汚さを受けて、さらに輝く、清原伽耶の透明感!が美しかった。最後の方で見せた、2人のクラゲのダンスのシーンも凄くよかった。つばめの中学生らしい初々しい恥じらいに心掴まれる。
隣の大学生、享に関しては、原作にある、怪我での入院直後に付き合っていた女子大学生の彼女に振られるという苦渋の部分が省かれていた。時間的制限とかつ、本題を際立たせるために、致し方ないのか…少々残念
世界じゃなくて宇宙でいちばん、発見して、語りたくなる映画、私にとってそんな感じでした
星婆って、幽霊でもなくて、死んだ幼なじみの祖母の残像だから、過去の自分の経験でわだかまりがあったことでのゆがんだ自画像の象徴との対話なんだと思った、だから星婆からの提案は全て自分の願望の表れ。
それって何かと言えばね多分自分が母親に捨てられたと思って、幼なじみを含めて、人間関係に支障がでてるから何とかしたい、ということ。
それで、成長していく淸原かやの姿が、とことん赤裸々で痛ましくも美しくもある、それが顔がスクリーンからはみ出るくらいだからね、いや、初主演映画凄いわ、リアル涙の洪水だから。
伊藤健太郎の縁起も良かった、彼のピュアな性格がそのまま出たような、素晴らしい青年で、ヒロインにふさわしいと思った。
家族愛なんだけど、いろんな見えないこと、見ようとしないことで、関係がうまくいかない時は、屋根のようなところを見ようとしないといけないんだな、そう、強く思った。
桃井かおりも、二人のお母さんも良かった、全てよかった。
児童小説っぽい話だとは知らないで観たが、確かに場内の小学生らしき子...
ファンタジー強め、頑張れ清原くん!
納得させながら生きていくということだろうか?
主演の清原さんと星ばあの桃井かおりさんのバランスがとても良い作品でした。
これに尽きるんじゃないだろうかというぐらい。
桃井さんのおばあさん役という違和感(美白化粧品のCMのイメージが強すぎる)を当初感じていたんですが、
屋上のセット感(良い意味での作り物感)と、鬱陶しくならない中二病(清原さんとラストレターの森七菜さんくらいしかこういう風に見える、芝居できる人が思いつきません)の具合が良い意味で混ざり合って、そういう世界のお話なのねと、途中からすんなり入ってきました。
というのも、脇を固める俳優陣の芝居が、すべて清原さんを際立たせるために抑えていたからだろうなと、時間が経ってから考えるとそう思いました。
両親や、隣の大学生や、ヤンチャな中学生の子が。
それから話は4部構成で、それぞれに小さいながらも事件があって、それ解決して、解決というよりそれぞれに起承転結がちゃんとあったなという意味で、バランスの取れた話でした。バランスが取れすぎててお伽話感ありましたが。
でも4部通して、清原さんの悩みというのを感じられたので、ダレずに観れたんだろうなと思っています。
私の疑問としては、誰をターゲットにした映画なんだろう、とは思いました。中学生を持つ親世代なのかしら?そこの辺りの主張が良くわからないなというのが正直な感想です。そんなことを考えること自体野暮なのならば、すみません。
あと、この話に出てくる人はみんな、決して当初描いていた(想像していた)人生ではない現実なのだけど、なんとなく?なんとか、かな。なんとか納得させながら幸せを探している人たちなのだな、というのは感じました。それがこの映画の主張なのかな?
ほんわり温かく心に残る
こういう優しさに溢れた人の繋がりを大切にした作品、好きです。
現実の出来事のように描かれておりましたが、
ラストのムムムっとさせる夢夢夢なファンタジー感も良いですね。
清原さん、演技は若さゆえなのか真面目さが出てましたね。
今後、歳を重ねたら、どんな風に変わられるのか楽しみです!
その対比のような、桃井かおりさんの瞬発的に見えるナチュラルさ、最高です!
めっちゃ、カッコいいオババでした。
リアルでいて、且つ実は空想の中の人?オバケ??みたいなフワフワ感がステキで。
また、清原さんの実母が水野美紀さんっていうのが、
すごく納得できる顔の系統同じ!なキャスティングの拘りも感心してしまった。
書道の先生役の山中さんの雰囲気もステキだったし。
屋上からの景色も絵画とリアルが混じったような不思議なキレイさが良かったです。
すべてにおいて監督の演出に拘りと作品への想いを感じ取れて、
大切な言葉もたくさん貰えて、ほんわり温かく心に残る作品でした。
たまげた。清原果耶はあの年で既に女優の顔をしている。桃井かおりの好助演があるとはいえ、一本の映画をちゃんとしょっている。恐るべし。
つばめや星ばあの誰かを想う気持ちに、今年一番泣いた。
まずこの作品は清原果耶さんありきで藤井監督は製作したのが凄くわかる。
つばめの純粋さと凛々しさが果耶さんにすっぽり被さる、というか果耶さんはつばめそのものだ。
藤井監督、デイアンドナイトで素晴らしい演技を披露した果耶さんを信用しきっているんだなあと
わかった。それに答えている彼女も本当素晴らしい。本当凄い女優さんが出てきた。
星ばあ演じる桃井かおりさんも、彼女のキャリアがあるからこそ、言葉一つ一つに重みを感じた。
最後、つばめに話しかけてるシーンは役を通り越して、これから長い女優人生を歩むだろう
果耶さんに語り掛けているように思えた。本編ではそこが一番泣けたな。
最後、星ばあの孫のマコトが写っている写真も泣けた。
孫にとってはあまり思い出のない祖母かもしれないが、
孫を想う気持ちって会った回数や話した回数じゃないんだろうな。
それこそ屋根の上から見ているみたいなものだろう。
去年、亡くなった祖母の事を思い出し、帰り道10分くらいずっと泣いてしまった。
あと個人的に最後、書道の先生が15年後のつばめの水墨画を見て微笑んで終わり、
エンドタイトルが出るが、凄く美しいエンディングだった。
編集も素晴らしかった。
先生役の山中崇さんの笑顔も素敵だった。
本当、名脇役ですね、彼は。
あと、伊藤健太郎くんもなかなか良かった。
清原果耶さんの演技は、その一挙手一投足に見入ってしまう。
ちょっとした細かい引きつった笑いや、あと星ばあがいなくなったと
悟った15秒ほどのアップでの表情の変化。
役というものを着飾っているわけではなく、
等身大に演じている感じがする。
松岡茉優さんみたいな。
藤井監督は『デイアンドナイト』、『新聞記者』に続き3作目だったが、
今度は全く違った内容の作品で、素晴らしい作品を出してきた。
まだまだ若いから、これからもとても期待して待ちたい。
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