劇場公開日 2020年9月4日

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「柔らかい作品」宇宙でいちばんあかるい屋根 ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5柔らかい作品

2025年2月20日
PCから投稿

主人公がビルの屋上で手紙を書くシーンから始まった。
大道具が作ったセットのような変な屋上だったので、
妙だなと思っていたら、空を飛ぶ婆さん登場。
ファンタジーだ。と、この時分かった。
この婆さんが桃井かおり。
エンドロールでも2番目に出ている通り、重要な役なのだが
映画.comでの出演者リストでは 何故か最後となっている。
しかし間違いなく本作品のキーパーソン。

最初の屋上もそうなんだが、ちょっと変な箇所が多い。
屋上では、採光のトップライトを下からのライトで光らせ、
屋外で使う事の無い裸電球を配置して、誰もいないはずの
夜の屋上に照明をつけてるし、
主人公が憧れる男子高校生は、普通のギターではなく
「バンジョー」を弾く。この選択をする男子は まずいない。
何かに発展するわけでなく、妙に明るい屋上にあるトップライトと同様
監督の趣味だろう。

雰囲気はファンタジーっぽく、柔らかな仕上がりだった。

ビン棒