劇場公開日 2020年9月4日

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「このタイトルなのが好き」宇宙でいちばんあかるい屋根 q2q2san4さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0このタイトルなのが好き

2020年10月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画を観ようと思うまでは、清原果耶さん余り印象に残ってはいませんでした。
TVで好きなアーティストを答えられてて、観ようと思っている映画の主演女優ということもあり、そのアーティストを聞いてみたら、私のすごく好きな感じで、「好きな歌手と聞かれて、この歳でこのアーティストと答えるんだ。」と思ったり、歌も力みがなくていい感じに歌うな(この映画のEDの歌もよかった)と思ったりしていました。そして自分の好きな映画の一つである「ジョゼと虎と魚たち」のアニメ版の予告で声優をしてるのを聞き、普通にうまいなと感じたりしていました。
なので、映画を観るにあたり自分の中では彼女に対する基準が「結構ハードルあげてしまっている」と、どことなく感じていたのですが、そのハードルは軽く高く飛び越えていかれました。
映画冒頭はあたりでは「清原果耶グ~カワ!!」て感じでしたが、進んでいくうちに「カワイイ」というより、アンニュイ中にメリハリがある演技をする「なんともいえない表情がとてもいい」女優という感じに変わっていきました。
桃井さんとの二人芝居も無駄に力むところが見られず自然でした。桃井さんがどこかしら楽しく演技されているのでは?と感じてしまいました。
そして私にとって久々の「桃井かおり」は以前に増して「桃井かおり」で、いい味だされていました。
大女優と大器の競演をみれてとてもよかったです。
派手さはなく、しっかりと着実、物事が一歩一歩ちゃんと進んでいくような、ゆっくりとした映画なので、そこまでに至るプロセスが自然と入って来て、「ウルッ」っと来やすかったです。ゆっくりとしたリズムですが、長く感じられず、ゆるりと観れました。
内容は全く似ていませんが「何か“耳をすませば”」みたいな映画だな」と思って観ていました。
真上や俯瞰からのアングルと後半の1カット長まわしがは良かった。
それと笹川役の醍醐虎汰朗くんの生意気中坊がとっても良かった

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