「優しさに抱きしめられる映画」宇宙でいちばんあかるい屋根 星月夜さんの映画レビュー(感想・評価)
優しさに抱きしめられる映画
最初のシーンから美しくてぐんぐん映画の世界に引き込まれた。
清原果耶さんが映画初主演だったとは、びっくり。
確かに今までは脇役だった。
でも存在感のある演技で若手女優の一押し。なかなか前に出ないなあ、と思っていたら本作の番宣でたくさんテレビに出てました。
さあ、いよいよ清原果耶の時代到来です。
やっと18歳になったのね〜
つばめの役が清原果耶さんにぴったりで、色々な表情を見せてもらいました。
特に隣人の大学生・亨に向ける恋する顔は必見です。
私は2人の屋上シーンが大好き。
あんな素敵な屋上があったら毎日のぼっちゃう。
星ばあが豪快、そしてチャーミングで楽しかった。
星ばあとの出会いで成長していく、つばめが眩しかった。
桃井かおりさんとの共演は彼女の財産になりましたね。
星空、クラゲ、坂道、横顔…藤井道人監督の作品は映像が本当に美しい。
どの場面を切り取っても絵葉書にしたいくらい。
つばめと星ばあのやり取りをずっと見ていたかったし、星ばあがつばめに伝える言葉の1つひとつが沁みました。
いろんな屋根の下、たくさんの愛が溢れてる。
優しさに抱きしめられているような映画。
ラストからのエンドロールが最高です。
主題歌は5年後のつばめという設定だそうです。
清原果耶さんの歌声が星ばあに届きますように。
お願い
私ごときがお願いするのもおこがましいですが、藤井道人監督のファンです。
作品や才能もそうですが、お人柄が素晴らしいんです。そんな藤井組の皆さんが心を込めて作った映画です。
映画の感想をふざけ過ぎないように書いてほしいと願います。レビューが次の作品に繋がります。どうか、よろしくお願いします。