アンダードッグ 前編のレビュー・感想・評価
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あれっ主人公は森山未來だよね!?
2020年映画館鑑賞130作品目
本格的なボクシング映画
プロボクサーの三者三様群像劇
前編はエロ多すぎで男の自分でも食傷気味
美しいエロではなく下品極まりないエロ
脱ぎっぷりがいい女優が多く出演するので当然といえば当然
主人公の森山未來がボクサーらしいボクサー
体もだいぶ仕上げてきた
3人ともボクシングの特訓を受けてきたんだろう
一瞬安達祐実かなと思ったがよく見たら別人で萩原みのりだった
闘うお笑い芸人役がとにかくつまらない
ドンマイケルや今の林家三平にも劣る酷さ
大物俳優の息子なら俳優をやればいいのになぜかお笑い芸人として芸能活動
つまらない芸人役なら役作りとして楽だが進行役の友近まで貰い事故している感じも彼女はつくり笑顔で誤魔化す
そんな無能芸人がクライマックスで主人公とボクシングで対戦し何度も立ち上がり大感動させる大番狂わせ
あれっ主人公じゃないよね
さすが咬ませ犬
エキシビジョンとはいえバラエティー番組のプロデューサーとディレクターに演出というやらせを強要され可哀そうな主人公
主人公は副業でデリヘルの運転手をやっているんだけど熊谷真実もデリヘル嬢役
『タイトル拒絶』の片岡礼子ならあり得るけどいくらなんでも熊谷真実は無理でしょ
とはいえそれは世間一般の意見であって熟女好きの自分としては有りだな
北村くんの本格的な大活躍は後編で
お前、二度とボクシングやるんじゃねえよ。もういいだろう、ボクシングは。
原作は足立紳。「百円の恋」を思い出させる雰囲気とストーリー。このあと後編もあると思いながら観ているので、じっくり進むストーリーは心地よかった。しかし、それははじめのほうだけで、だんだん凡長な展開に飽きがきてしまった。森山未來ほかの役者陣に魅力はあるし、ボクシングシーンも迫真だった。とくに、勝地涼演じる宮木の”手負いの獣の目”はお見事だった。だけど、どうもスジがありきたり。山場はドーンとくるのだろうと期待してたが、そこまでではなかった。こっちも宮木の気迫に押されて、しっかりしろよ、晃!もうそろそろエンジンかけろや!!って気分。
後半、どこまで盛り上がるのか。
未知の世界
前後編とも鑑賞。大変面白い。
もっというと後編の方が圧倒的に面白い。
あゝ荒野に似ていなくもないが、正直どっちもいい作品なのでよしとします。
場末感が半端なく、多くのボクサーはきっとこういう場所から拳一つでのし上がるのだろう。そして井上選手のように、ここからラスベガスのスポットライトを浴びる一部の天才がいることは本当にアメリカンドリームそのものだ。
それにしても特異なスポーツだ。多くの格闘技についていえるが、とりわけボクシングは試合に臨むたび必ず何処かに傷を負う。いわば怪我をするためにリングに立つようなもの。
スポーツマンシップといいながら、死地に赴く戦争みたいなものだ。
一般の男子にとって、よく知っておりながら実際プレイすることはないボクシング。
未知なる世界であり、そこに非常に強く惹かれてしまう。
武監督は場末感の強い作品が非常に巧い。ひさびさに韓国ノワールに対抗できる日本の映画を見た気がした。こういう作品はキャストもスタッフもきっと現場で真剣勝負なのだろう。
森山未來はもちろん、北村匠海も筋肉量は兎も角、さくらの時からみたら体を絞ってきていたし、惜しむらくは勝地涼のおっぱいがたるたるだったことと、演じるミヤギのギャグが芸人とは思えないほど寒かったことだ。
ちなみにデリヘルの店長とロバート山本、ついでに意外性があった熊谷真美のキャスティングはすばらしいと思います。
早く後編観たくてたまらないぜ!
正直観るのを少し躊躇ってました。「百円の恋」の製作陣再び、だからいい映画なんだろうけど重そうだし気持ちがしんどくなるんだろうなぁって。
だから前編にハマらなかったら後編はパスするつもりだったんですけど…見事ハマりました!
そりゃあ明るい映画ではないですよ、でも森山未來のやさぐれた雰囲気も勝地涼のイヤ〜な芸人ノリも北村匠海の危なげな怖いモノ知らず感もリアリティありあり。ちょっとセックスシーン多めだけどその生々しさもリアルでこの手の映画には必須か。
え、どうなるのどうなるの?ってずっと前のめりになってたから尺の長さはそんなに気にならなかったし、入場曲の「モーニングムーン」に意味があるのかどうかわからないけどそこにそっと沸いてましたし、何より前編ラストのエキシビションマッチ!撮り方も凄いから気持ちを一気に鷲掴みにされました。
私は圧倒的に森山さんの演技に惹かれましたが後編での北村さんにもかなり期待してます。
今年は出演作目白押しだった北村さんだけどこの作品に出た意味はかなり大きいと思います。見直したぜ!笑
人生の通過点を克明に記す第一章
女性ボクサーを演じ安藤サクラがはじけた「百円の恋」の武正晴監督作。これは今年の邦画のベストワンになるのでしょうか。
主人公のプロボクサー・末永晃(森山未來)はチャンピオンへの夢を諦めきれず、“アンダードッグ(咬ませ犬)”としてリングに上がり続ける。妻と息子は家を出て、デリヘル嬢の送迎とサウナの清掃で父(柄本明)を養う。
親に捨てられ児童養護施設で育った大村龍太(北村匠海)は新進気鋭のボクサーだったが、許されることのない過去を抱えていた。
大物俳優(風間杜夫)の息子で鳴かず飛ばずのお笑い芸人・宮木瞬(勝地涼)はテレビ番組のボクシング企画に再起をかけた。
それぞれの思いを抱え3人の男たちが闘うクライマックス。晃と心を通わす子持ちのデリヘル嬢(瀧内公美)、龍太の子を身籠った妻(萩原みのり)、売れない瞬を支え続ける彼女(冨手麻妙)、そして彼らを取り巻く多くの人々の思いが十分過ぎるほどパンチに乗っかった。
第一章とはいえ凄まじい感動があった。しかしこれもひとつの通過点。更なる感動をよぶ第二章があった。
百円の恋スタッフ再び
ボクシング映画は人間ドラマがどんなに素晴らしくても試合シーンの良し悪しで興ざめすることがある。しかし、今作は期待を大きく上回る出来。森山さんと北村さんの本気を是非スクリーンで。前後編4時間近くあったがあっという間。まるで自分がその立場になったのか?と思うカメラワークはお見事。流石武監督!!
ボクシング映画を堪能
かって日本1位まで昇りつめ、日本チャンピオンをかけて、ライバルカイトウとの、今でもボクシングファンの話題に上る名勝負を闘って負けた主人公アキラ。カイトウは、世界チャンピオンになり、現在は名門ボクシングジムの会長をしているが、主人公は今日もリングで闘い続けている。いっぽう、プロテストを受ける若者リュウタ、大物俳優の二世タレントだが、崖っぷち芸人をしているミヤギ。このふたりが主人公とからむ話が、前編。
武監督、足立脚本(「百円の恋」 といっしょ) だけに、上記したような試合はしたものの、ヒエラルキーでいえば底の方で暮らすボクサーの姿は徹底的に描かれる。毎日酒を飲みTVを眺めている父親とふたりで長屋のような自宅で暮らし、仕事は中学の同級生がやっているデリヘルの運転手(兼用心棒?)。ボクシング映画をみているのか、底辺の方の映画を観ているのかわからないくらい、その生活は克明に描かれる。
カイトウとの日本チャンピオンをかけた試合は、観ている俺に、勝った方の喜びと、それと同じ量の負けた方の(本人および応援していた周囲)残念感と徒労感を伝えてくる。その重さは、これまでいくつものボクシングのTV中継を観てきたが気づいていなかった。やっぱ、映画、凄いわ。
そんな生活をしながら、かって父と思い描いた世界チャンピオンの夢を、今でもあきらめきれずに、今日もリングに上がり続けているのだが、主人公を息子のように思ってきたジムの会長に言わせれば、「あの試合が、お前のピークだったんだ。なのにお前は・・・」
そんなアキラが、崖っぷち芸人の企画でボクシングのライセンスをとったミヤギと、世界戦の前座試合で4ラウンドのエキシビションマッチを戦うことになる。プロライセンスを取ったとは言え、素人の芸人との対戦には釈然としないアキラだったが、「これで金をもらって、父親の借金を返して、引退して静かに暮らせ」 と言う会長の言葉には逆らわない。
そして迎える試合の日。プロライセンスをあっさり獲得したリュウタの初試合も、偶然同じ日の前座試合に組み込まれた。さてこの2試合、どんな結末になるのか、というのが前編の話。
前編のエンディングで、俺が思ったことは 「早く、後編も観たい!!」 だった。前編の前半は、上に書いたようにこれでもかと底辺に近い所にいるアキラの描写で、何が起きるわけでもなく、重苦しいと言うか、何も変わらない様子が続いたというのに。
やっぱり、ボクシングは、面白い! そう思わせるような体と演技にまでしあげてきた、主役2人の森山さん、北村さんに感謝だ。
飛ぶ鳥を落とす勢いの北村くんがスクリーンの中でも眩しかった。 そし...
飛ぶ鳥を落とす勢いの北村くんがスクリーンの中でも眩しかった。
そしてちょっとだけまどろっこしく感じるのは、先があんまり見えてこないからかな?
リングの上ではやっぱり本気でなりふり構わない奴がかっこよく見える。気持ちが熱くなった。
あゝ、荒野の半分
期待が大きかったためか・・・・
あゝ、荒野の半分程度の出来としか思えなかったです
ひたむきさが無い中、この時間の長さは辛い
冗長すぎるシーンが多いのも難点
いくら過去のいると言っても栄光に引きずっているといっても、トレーニングしないのに勝てるわけがないじゃないでか
だらだら人生
俳優さんは頑張って演じているようです
それでも削りの美学が好きだ
「前編」「後編」同時公開。しかも連続で観たら五時間越えですよ…。なにしてくれてんのよ、もぅ。なんて思いつつも観た前編でしたが、納得。これは分けたくなるわな。「後編」へのちょっとしたオマケが良い感じだったので、余韻重視で連続はやめましたが、きっと正解な気がする。
「ああ、荒野。」とはまた違った角度で抉ってくる、這いずるもの達の物語。ロッキー的な匂いをちらつかせたりはするのだけれど、日本で言うところの拳闘ノワール満載な展開で、冗長と捉えられそうなじめっと暗い雰囲気が続くのですが、不思議と永遠に観ていられそうな気分でございました。「前編」だけでも僕はアリだと感じたので、お試しに飛び込んでみるのは宜しいのではないでしょうか。
「後編」も楽しみだ。
完全にイロモノだろうけど。
やたらとエッチするシーンが多かったり、ボクシングのお話しだし、「これは観る人を選ぶ作品だな」と構えて見ました。
やっぱり感はあるけど、男の自分は入れ込むなぁ…
3人ともに背負ってる物があるし、ボクシングに向き合う理由もそれぞれ。
特に勝地涼が良かったなぁ。
今まであまり好きな俳優さんではなかったけど、作品の持つ力って凄いなぁ。
それに脇を固める俳優も良いし、お笑い芸人集団のガチャガチャ感は要らないけど、何気にロバートの山本が良かった!
時間の都合で後編はまだ未観賞だけれど、前半も長くは感じなかったし、自分的には早く後編を観たい!と思わせる作品だった。
くすぶり
誰しもどこかで「自分は他の人とは違う、特別だ」って思っている部分はあって、そうじゃないってことに気づく時期もあって…
特別じゃないことを受け入れられない二人がくすぶり、もがき苦しむ前編
無様に見えながらも眩しくもある、そんな感情揺さぶられる2時間だった
こんなクサいレビュー好きじゃないけど書きたくなっちゃうくらい熱かった
後編もめちゃくちゃ楽しみ
残念ポイントは前半1時間があまりに冗長でテンポが悪い
前編のMVPはロバート山本でしょう
最高に熱かった
無駄に長いよ、前編はつまらない
結論は、後編は面白いので、前編は前フリとして我慢してみるべし。
前編見終わってそのまま後編見る価値も迷ったけど観てよかった。
前後編に分けるのはいいけど、同日公開はない。
しかも上映館が少ないから、連続鑑賞。
ただでさえ長いのに辛い。
とはいえ、全8話で配信されても中だるみが凄いので観ないだろうけど。
無駄なシーンや繰り返しが多いので、まとめれば5時間でも2時間に収まりそう。
主役の3人は流石です。
特に森山未來は、まさに落ちぶれた日本ランカーに見える。ファンは必見。
前半の勝地涼は、、キャラが嫌い。感情移入も応援できないので、なんでそうなるの?と不満。
お笑い芸人が出過ぎ。
「つまらない」という役だけど、本当につまらなかった。
ようやく試合が始まる。
迫力は凄いけど、感情移入は出来なかった。
真剣勝負ではないように思えて。
岡村隆史対具志堅用高を思い出した。
あっちの方が感動的だった。
前後編見ての感想
前編も後編も後半の這い上がりが見どころ。
底辺のシーンが長過ぎな感じ、最近の邦画が底辺を描き過ぎているので暗過ぎる。なんとか後半の試合シーンは盛り上がって感動的でした。
でも前後編あわせて4時間半は長過ぎる。
ボクシングシーンはかなり頑張ってますが最新作のロッキー版には及ばす。
やはり邦画は暗過ぎる。
【理由】
この作品は、ボクシング映画には欠かせないと考えられがちなハングリーとは異なるテーマがあるように感じる。
前編は、闘う理由を探すことがテーマだと思う。
晃は闘う理由がないまま闘っているのだ。
惰性、食べるため、太郎に良いところを見せたいとか…。
もしかしたら、もう一度、世界チャンプを目指せるかもしれないという微かな期待もあったのかもしれない。
だが、全て曖昧だ。
だが、宮木にエキシビジョンの試合で、圧倒される。
宮本が強いからではない。
とにかく必死に食らい付いてくるファイティングスピリットと、その背後にある判然としない理由、そして、それを後押しするジムのセコンドなどにだ。
理由があって闘うものは強い。
晃は、それが何か知る由もないが、圧倒されたのだ。
宮木は、晃にボコボコにされたが、自分の道に決着をつける。
親の七光から抜け出すのだ。
何気なく過ごす日々。
仕事をするにしても、僕達は何か意義を見出せているだろうか。
それに真摯にというか、真面目に向き合っているだろうか。
後編は、晃と龍太との運命が交錯していく。
それはモーニングムーン
元日本ランク1位の落ちぶれた嚼ませ犬の晃と、彼のファンだったヤケに馴れ馴れしいプロ試験を控えた龍太、大物俳優を両親に持つ合コン芸人と呼ばれる番組の企画でボクシングを始めた瞬という3人の話。
デリヘルの運転手をする晃の過去とやさぐれた現在をメインに話が展開していき、龍太は人物紹介程度、中盤以降は空回りする現実に抗いたい瞬が絡んでくる展開。
やけにデリヘル嬢明美とのことを多くみせているけれど、ここについての思い等は何なんでしょう?まあ、やさぐれ感を重ねる為のものということかな、と後編でしっかりみせてくれることに期待して。
後半慌ただしく登場した、瞬目線でみると胸アツ感動な展開で、隣の席にいた女性は鼻水じゅるじゅる。
晃目線やボクシングとしてみると正にあり得ない話で、それこそそんなアホな…。まあ、それが狙いではある訳だ。
晃に関する物語はムダが多いし中途半端なものも多いけど、前編映画としては一応一段落ついていた終わり方だしね。
それぞれに、鬱屈とした男達のプライドや奮起の物語が、重く哀しく寂しくとても面白かった。
…そして、8回戦!?
まだ、くすぶってる。
このキャッチコピーの通り、森山未來さん演じる末永は特に前編、ひたすらかっこ悪い。でも心のどこかに持っている末永なりの誠意みたいなものが、ほんの少しかっこいい。ラストの末永の目が、今も脳裏に焼き付いています。
末永、大村、宮木はもちろんのこと登場人物一人一人がとても愛すべきキャラクターで、みんなくすぶっていてどうしようもない。どうしようもないけれど気づいたら、見てる自分も一緒になって戦っている気持ちになりました。
どうしようもない自分を認めて、周りからの低い評価も受け入れて、それを乗り越えることは本当に難しい。その難しさと乗り越えた後のひらけた空気を、4時間半の前後編でめいいっぱい感じてきてください。次の日の生きる活力に、なるかもしれません。
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