「映画映えするスポーツ」アンダードッグ 前編 llさんの映画レビュー(感想・評価)
映画映えするスポーツ
邦画において、近年ボクシング映画が多発している
同監督の百円の恋も含めて、
どのボクシング映画もドラマ部のクオリティはともかく、ボクシングの試合シーンは映画的にとてもカタルシスがあるし、何度でも、どんなストーリーでも観たいものだ
この映画も、やはりボクシングシーンが素晴らしい
お笑い芸人パートについて、芸人や芸能人のプライベート部分の現実はわからないので仕方がないが、
バラエティやテレビ業界のリアリティはもう少し高くなったのではないかと感じる
セコンド役にロバート山本が配役されているが、本人が芸人なため、どうしても違和感を覚える(演技は素晴らしいのだが)
しかし、ラストは不思議と感情移入し、胸が熱くなる
メイン3人の、それぞれの個性を活かした演技合戦でもあるが、やはり森山未來のリアリティと存在感は圧倒的だ
ボクシング映画にハズレなしというよりは
ボクシング映画のボクシングシーンにハズレなし
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