「淡々とした前半。まるでボクシングのジャブのよう。」アンダードッグ 前編 tackさんの映画レビュー(感想・評価)
淡々とした前半。まるでボクシングのジャブのよう。
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前半は、それぞれのバックグラウンドを語るべく、
カット数も多く淡々と流れていったような気がする。
長丁場の映画だけに、割と飽きさせない作りにしたような感じ。
内容はわかりやすくて、メインとなる3人のボクサーの背景が見えて、
ラストの森山未來演じる末永と勝地涼演じる宮木の試合は、
両役者が巧く演じていた。
特に宮木が次第に自分の芸風に限界を感じながら、最初はテレビの企画に過ぎなかった
ボクシングに、自分の人生をかけるようになる様はなかなか良かった。
そこは勝地涼持ち前のキャラが活きていた。
あと、あまり関係ないかもしれないが、末永とデリヘル嬢のアケミが車内で、情事を重ねるシーンで、サスペンスドラマの殺人現場のような音楽が流れたのだが、あれ何かあえてB級っぽく見せていて面白かった。
あと、末永が行きつけの喫茶店の本棚に『はじめの一歩』全巻置いてあった。
前半で結構面白いな、と思わせてくれたので後半にも期待できた。
前半でグダグダだったら前売り買っている私からしたら最悪だったので。。。
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