「秩序ありますか？」恋するけだもの　Bacchusさんの映画レビュー（感想・評価）

DQN社長率いる荒くれ従業員と共に工務店で働く気弱な男が隠し持っている闇と、理不尽荒くれ女装男の話。

社長と若い男女各1人、全員脛に傷を持つどころか、やらかして身分を明かせないというとんでも会社の新人の主人公。
日常から暴力を振るわれていて、何故こんなところにしがみつく？という始まり。
そしてそこで話題に上がる、町中で男に理不尽に言い寄る恐怖の女装男をみせていく。

宇野祥平の役名含め、すっとぼけた笑いを交えつつ狂ったヤツらの狂ったやり取りをみせていくシュールな作品だけど、スナックくぼちかのママとチーフはあれだけ引っ張るならもう少しパンチが欲しいところ。

社長達の本性は意外だけどちょっと安っぽくて、そこはただのDQNで良かったと思うのだけど…。

ストーリーそのものに意外性は殆どないし、グロさをみせる描写も無し。
全体的に何のコントを見させられているんだよとツッコミを入れたくなる作品だった。