「序盤はいいもののラストはテンプレそのもの」ドクター・デスの遺産 BLACK FILE SAMURAI JAPANさんの映画レビュー(感想・評価)
序盤はいいもののラストはテンプレそのもの
(原作未読、ネタバレなしレビュー)
「北川景子」さん出演とのことで鑑賞しました。
予告を見て安楽死を題材にし、それを求める人と止める人。題材としてはおもしろく新鮮で予告でも興味を持ちました。入りも良く中盤まではとても楽しめました。しかし、終盤は映画のテンプレート通りでなんの新鮮さもなくおもしろくありませんでした。キャストのクオリティが高く演技の腕がとてもいいためおもしろいストーリーと勘違いしそおうですが、ストーリーとしてはあまり評価できるものではないと思います。
上記したように演技はとても素晴らしいものです。作品に入り込みやすく、娘役の「田牧そら」さん。彼女の演技には驚きました。自分が子役をなめていたのでしょうか。泣く演技がとてもリアルでした。そして流石有名俳優「綾野剛」さんです。キレているシーンなど本当に怒っているようにしか見えません。少しの間や目つきなどいろんな方法で感情を表しています。
題材や序盤のストーリーはいいのですが、ラストは映画のテンプレートにしっかりはまってしまっていて新鮮味もなく先も完全に読めるような作品でした。とはいえ子役の子を含めキャストさんの演技のクオリティの高さで作品として成り立っています。時間がある方は鑑賞してみてもいいかもしれません。
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