「インフルエンザ」チィファの手紙 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
インフルエンザ
壊したスマホと糸電話、そして手紙。モン・サン=ミシェル、ヴェルサイユ宮殿、ラブレター使いっぱ、代筆、成りすまし。ネタを抽出してみると、後で作られた日本版『ラブレター』と同じだと理解できるのに、トリッキーな部分が無く、いかにもノスタルジック、リリカルなテーマを強調したストレートな作品だった。
中国の文化や背景はよくわかるし、近代化した上海と田舎町、デジタルとアナログといった対極をも描いていた。そしてチィファ中心の描写も日本版と違った点。
どちらかというと、日本版が好き。手紙を書いてみたくなったという点でも日本版のほうがアナログの良さを打ち出している気がする。なんといってもカメラアングルの激しさによってめまいを起こしそうになったのも原因か・・・
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