「中国版ラストレター。どちらが好みと言われると。」チィファの手紙 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
中国版ラストレター。どちらが好みと言われると。
姉が死に、中学卒業30周年同窓会の席にて妹代理出席。
好きだった過去先輩も交え、嘘の手紙からまた交流が始まる。
岩井監督が先ずこちらを作り、次に日本でラストレターを作った。
お先に日本版ラストレターを観た事もあり、比較になりますが、いやはや撮影アングル、進行、大型犬2匹など、ホントそっくりの中国版である。
私が感じた違いと言えば
①「チィファの手紙」とタイトルになる様に、日本では松たか子(幼少は森七菜)演じた妹チィファを日本版より全面に押し出している。総合的に日本版は男女平等的だったのに対して、こちらは女性がメイン。
②チィナン(姉)の息子による介入にて、母性と「生と死」を表現し、最後のラストレターが作品へしっかり意味形成されている。
③日本版より俳優が個々に目立っている訳では無いので、個性がぶつからず、映画として観やすい。分かり易い。
であった。
流石、岩井監督。女性を絡めた映画が上手いし、こちらの方が情景的にしっくり来ましたし好きですね✨
おまけ話で
少女時代のチィナン(姉」とムームー役のダン・アンシーは少女時代のチィファ(妹)とサーラン役のチャン・ツィフォンより4つ歳下らしい💦
パンフレットも購入し、後で余韻に浸ろうとした時、時間が余ったので違う映画をもう1本✨
その映画がこの映画の余韻を上廻ってしまった💦
本日のレビューは続くのである、、、。
コメントする