「まるで一人の少女を追いかけるドキュメンタリー」はちどり(2018) Noriko's Film Reviewsさんの映画レビュー(感想・評価)
まるで一人の少女を追いかけるドキュメンタリー
時代は1993、94年、
多感な時期を迎えた中学2年生の少女が主人公のお話で、
家族、友人、ボーイフレンド、
そして、放課後に通う漢文塾の先生との関係を通して、
少女の日常が淡々と描かれています。
その中で垣間見える、
この時代特有の空気感、
少女の揺れ動く心情…。
まるで一人の少女を追いかける
ドキュメンタリーを見ているかのような
リアリティがあり、
少女の日常の世界へどんどん引き込まれて行きました。
そして、当時実際に起こった事故を
キーポイントに置くところには、
やられましたね!
まさか、まさか…。
思いがけず、いい映画を見ました。
見終わった後も、静かな余韻が残っています。
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