「【UNITED COLORS 】」はちどり(2018) ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【UNITED COLORS 】
ウニのバックパックは、ベネトンのやつだ。
懐かしい。
有名だったコピーが、
「UNITED COLORS OF BENETON」
でも、物語が進むうち、これは映画の重要なメッセージではないかと思った。
評論家の人のなかには、何か韓国社会の男尊女卑の暗さとか、こうした格差に似た差別や鬱屈した状況は世界のあちこちにあって…と強調してるものもあるが、僕はそうは思わなかった。
このストーリーは、ウニの一年を見つめ、少女が抱く異性だけでなく同性への甘酸っぱい恋愛感情や、ちょっとしたスリル、友情と裏切り、垣間見る大人の世界、尊敬ともつかない先生への気持ち、事故と死、
そして、これからも、生きていくのだということなどが散りばめられていると思うのだ。
ウニのこの一年は、ある意味、カラフルだ。
多くの色に彩られている。
そう、UNITED COLORS なのだ。
そして、これはウニに限ったことではないはずだ。
皆もカラフルのはずだ。
そして、もう一つ重要なこと。
殴られっぱなしじゃダメ。
ここに別にこめられた、こんな男尊女卑と暴力を絡めた状況は、韓国だけの問題ではないのではないか。
殴られっぱなしじゃダメ。
自分から何か本当にやりたい事を見つけて、頑張りなさいという多くの若者に向けた力強いメッセージのよえうに聞こえる。
やりたい事をやり通すにために抗うことは必要になるのは、多くの人に共通だ。
ウニ、頑張れ。
カラフルな人生は、君自身のものだ。
そして、どんな色で彩るかは、君が考えなくてはならないはずだ。
そして、みんなも僕も頑張れ。
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