「高評価されているが」はちどり(2018) 大野 峻さんの映画レビュー(感想・評価)
高評価されているが
映像は美しいし、俳優たちの演技も素晴らしい。韓国作品は骨があるといつも思う。
しかし、本作は正直、高評価を受けている理由が分からない。映画祭ではいくつもの賞を受賞した、何故なんだろう。
完全に個人の感想であるし、私は映画をさほど知らないので、映画を批評する力はないことを断るが、
まず気になったのは、人間関係の構築に至るまでの過程の描写不足。ウニが先生とああまで親密になれたのは何故か。先生がウニに親切だったから…としか読み取れない。そもそも、先生とウニの関係が主題であるはずだが、圧倒的に2人の場面が少なく、納めきれていないように感じる。
ウニが「先生大好き」と言って抱きついた時、私は違和感を感じた。親密になるまでの幾つか必要な過程を飛ばしてしまったように感じる。
なにもフォレストガンプ程に人の過程を説明して欲しいとは言わない。
私には是枝監督作品の類似作品にしか思えなかった。物語の展開に関しても盛り上がる部分がない、あえて言うなら橋が落ちる場面だろうか…それにしても弱すぎる。
エンディングも呆気なく、よくあるシーンという感じであった。リアルな生活を描きたいのは伝わるが、私には合わなかった。芸術映画なのか、エンターテインメントなのか、どちらつかずである。
高評価されているから高評価にしている人も中にはいるのではないかと感じてしまうほど、高評価の意味が分からない。
全て個人の感想である。
ヨンジ先生は、詳しく描かれていませんが、何が理由がありそうです。自分も何が夢があって挫折したのか、男性からの暴力があったのか、誰か家族や友人が自死しているのか、、、謎です。
ただ、ウニと接した時に、何かを感じて、助けたい、応援したいと思ったようです。
そんなところじゃないかと、、、
個人的な思い込みですが。汗
長文失礼しました。
コメント失礼します。
私もあっさり塩味過ぎて、?と思いながら寝たのですが、自分の14歳を思い出していました。
ウニには真剣に向き合ってくれる大人がいなかったのだと思います。実は父親は傷がつくだけで号泣するほど愛されているのですが、普段の生活からはそれを感じません。また、友人は沢山いても、心を知っている友人はいなかった。自死も過ぎるほど孤独だったのかと。中学生あるあるですけど。
ヨンジ先生は、、