ジャックは一体何をした?のレビュー・感想・評価
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これぞまさに、リンチワールド。
かのデイヴィッド・リンチ監督が、監督・脚本・出演をした短編。
ある殺人事件の取り調べをする刑事。
容疑者は、なんと人語を喋る猿。
両者の、取り止めもない会話が延々と続く会話劇となっている。
この猿ときたら、異様に流暢な供述をするかと思いきや、挙句の果てには歌い出す始末。
とどめに別の動物ニワトリまで現れるのでいよいよカオス。
シュールで、奇怪で、ユーモラス。
これぞまさに、リンチワールド。
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変だけど / だから、ずっと見ていたい
刑事役リンチの目の前のサルのジャックが喋ると思わなかったのでびっくりした。口元が人間で少し気持ち悪い。二人の話のやりとりは辻褄が合っているようで合っていなくて、陳腐な決まり文句の応酬は知的で皮肉でもあって面白かった。リンチとジャックが本当に真面目に話しているのが有り得なくて可笑しかった。
ちゃんとしたスーツを着ているジャックは一通りの訊問を受けてから、おもむろに立ち上がって歌い始める。ブレヒトの演劇みたいだった。そこにジャックの初恋の相手、メンドリのトゥータタボンがメンドリ姿そのままで現れてまた姿を消しジャックは彼女を追う。そしてリンチは「マックス殺しを捕まえろ!」と言う!
相手がサルでも、ノアールで不条理で、会話があって、不安で怖いサウンドデザインで、モノクロのお洒落っぽいサスペンス・ストーリー作れるんだ~!
HEY!加トちゃん
リンチが伊達みきおに見える!!
リンチご本人が何か伊達みきおに見えて笑えました。考察しようにも観たままの内容なのだと思います。カルティエ財団のイベントの為に作ったそうですが、短い時間に場面というか状況が凝縮されていて、妙に印象に残りました。
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娼婦のサリーはオランウータン
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